宮古島の新たな交流拠点、旧平良庁舎の魅力をリニューアル

2023年11月、宮古島市での街の再生計画が注目を集めています。北斗不動産グループが「旧平良庁舎利活用事業」の優先交渉権を取得し、新たに設立された株式会社旧平良庁舎プロジェクトが中心となって推進するこの事業は、旧庁舎を地域活性化の拠点として再生する取り組みです。

旧平良庁舎の目的とは？

この旧平良庁舎は27年間、地域住民に親しまれてきた施設です。今後、総合庁舎に業務が移転することになり閉鎖される旧庁舎を、飲食店や店舗、オフィスが集まる複合施設として活用する予定です。目的は明確で、宮古島の住民と観光客の交流を促進し、新しい価値を創出することです。2026年中のオープンを目指し、地域の人々の新しい遊び場となることを期待されています。

事業背景にある地域の課題

宮古島は観光収入の増加が見込まれ、海岸線沿いでの大型ホテルの開発が進んでいます。しかし、これに伴い老舗産業である農業や漁業は高齢化や後継者不足が深刻化。地域全体の活力の維持や住環境の向上が急務です。特に旧平良庁舎周辺は活気の低下が目立ち、再活性化が求められる地域と言えます。

新たな施設の概要

本事業では、宮古島の独特の文化や伝統を体験できる常設マーケットが設置されます。ここでは地域の生産者が自らの作品を直接販売し、観光客と地元住民が交流を深める新しい場となります。こうした取り組みにより、地元の魅力を再発見し、新たな価値の創出が期待されています。

また、宮古島で初のオフィスビルも整備され、先進のセキュリティやネット環境を整えることで、ビジネスインフラを強化します。大規模なシェアオフィスも展開され、地域のビジネスマンや観光業に携わる方々の活動を支援します。