新治療法ETAの実施
2026-02-08 15:39:12

新しい治療法『ETA治療』が難治性過活動膀胱を改善、岡山大学で初臨床実施

新しい治療法の登場



岡山大学の医療研究チームが、難治性過活動膀胱に対する新たな治療法『Endoscopic Topical Application(ETA)治療』を開発しました。この画期的なアプローチは、膀胱の粘膜表面に直接薬剤を应用するものであり、従来の治療法では改善が見込めなかった症例に対しても効果を確認しています。

この研究は、岡山大学の定平卓也研究准教授、渡部昌実教授らによるもので、2026年1月に米国の医学雑誌『Cureus』で公表されました。これにより、世界で初めてETA治療が臨床現場に適用され、症状の改善が実証された症例が報告されています。

従来の治療法との違い



従来の治療方法、例えばボツリヌストキシンを膀胱壁に注射する方法は、特に尿意切迫感や夜間頻尿が残る患者に対してその効果が限定的でした。このため、患者は日常生活に支障をきたすことも多く、その背景にある問題を解決するために新しい治療法の必要性が求められてきました。

ETA治療の最大の特徴は、用いる薬剤を尿で希釈されない形で、尿意を感じる神経ネットワークが集中する膀胱三角部から頸部へ直接作用させる点です。この新しい戦略によって、患者が直面している強い尿意や頻尿の改善が期待されているのです。

臨床の現場における期待



定平准教授は、「尿意の感覚が強く影響する地域に注目し、直接治療することで新たな可能性を示しました」と述べています。現時点での報告は、尿意を感じる神経ネットワーク自体に対するアプローチを行った初めての試みであり、今後、臨床現場における適応拡大と症例の集積が加速することが期待されています。

渡部教授も、この治療法が日常の診療において多くの患者に恩恵をもたらし、難治性過活動膀胱への新しい解決策となることを目指しています。患者への治療選択肢を広げるこの取り組みは、特に生活の質を低下させている症状に対し、具体的な改善につながるでしょう。

医療界の反響



今回の研究成果は、過活動膀胱治療の新たな方向性を示し、これまでの治療方法からのパラダイムシフトを引き起こすことができるかもしれません。岡山大学が誇る低侵襲なアプローチが、今後さらに多くの患者へと広がりを見せることが期待されています。

これまで治療が難しかった症例に対する新しい光となる可能性を秘めるETA治療。地域医療の中核を担う岡山大学からのこの発信は、世界中の医療現場に大きな影響を与えることでしょう。今後もETA治療の進展に注目です。


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