埼玉県本庄市、全国広報コンクールでの偉業
埼玉県本庄市が、公益社団法人日本広報協会主催による「令和7年全国広報コンクール」で内閣総理大臣賞を受賞したことは、地域コミュニティの力を再認識させる出来事です。この受賞は、同市のシティプロモーションにおける斬新なアプローチと、地域に根ざした広報活動の成果が大きく評価されてのことです。また、組み写真の部でも総務大臣賞を獲得し、本庄市の広報活動が幅広く認知された証でもあります。
シティプロモーションの取り組み
本庄市のシティプロモーションでは、合同会社LOCUS BRiDGEが受託し、地域住民や職員向けのワークショップ、ブランドロゴ及びメッセージの作成、そして専門家を招いた研修会などを通じて支援を行ってきました。このような取り組みにより、市民自身が自らの街に対する愛着を深め、地域の魅力を再発見することが目的です。特に、1万票近くの投票によって選ばれたキャッチフレーズ「どこにでも行けるけど、ここにいたい。本庄」は、地域への強い思いを象徴する言葉となり、これからの地域の未来を見据えた言葉でもあります。
全国広報コンクールの概要
全国広報コンクールは、全国1,700以上の自治体の広報に関する取り組みが審査される大規模なイベントです。広報紙やウェブサイト、広報写真、映像など多岐にわたる部門において専門家たちによる評価が行われ、448点が応募された結果、特に優れた事例には総務大臣賞が贈られ、そしてその中から内閣総理大臣賞が選ばれます。このような競争の中での受賞は、本庄市の取り組みがいかにユニークで効果的であるかを示すものです。
受賞の背景にある思い
シティプロモーションの取り組みを進める中で、本庄市広報課の担当者が強調するのは「本庄市にとってのシティプロモーションは普遍的なものである」ということです。人々と直接会い、話し合い、地域の魅力を再認識していくプロセスは容易ではありませんが、その中から得られる地域に対する愛情や思いは、確実に市民の中に根付いています。受賞の報告を受けて担当者は「この受賞はすべての市民のものです。ここからが新たなスタートです」と語っています。
受賞した広報活動のハイライト
特に注目すべきは、広報写真部門において受賞した組み写真です。この作品は、夏の祭りの熱気を感じさせるものとして、多くの参加者の表情や動きを捉えています。この様子は、地域の人々の思いが集結した結果であり、まさに「人」を中心に表現されたものです。
今後も本庄市では、地域の魅力を発信し続ける広報活動を強化していくことでしょう。市民とともに成長し、発展していく姿を見守ることが楽しみです。
LOCUS BRiDGEについて
LOCUS BRiDGEは、地域支援を専門とする会社で、地域の目線に立った広報やシティプロモーションの実行を手掛けています。地域の課題を抽出し、戦略を立案、支援を行うその活動は、数多くの自治体に新たな解決の道を提供しています。これからも、地域活性化やシティプロモーションに関するコンサルティング活動を強化し、地域の潜在力を引き出すための支援を続けていく予定です。