岡山大学での「わくわく科学塾」
2025年7月、岡山大学総合技術部は「岡崎嘉平太記念館」で行われた「令和7年度わくわく科学塾」に出展しました。このイベントには約50人の小学生が参加し、みんなで楽しく科学実験に取り組みました。岡山大学の取り組みは、地域の子どもたちに科学の魅力を伝える大切な機会となりました。
多彩な科学体験
今回の出展では、以下の8つのテーマが用意されました。
- - ペットボトル万華鏡を作ろう
- - クロマトアートでしおりを作ろう
- - 入浴剤を作ろう
- - スライムで遊ぼう
- - 人工いくらをつくろう
- - 星箱を作ろう
- - ストローとゴムで作ってみよう
- - コマ回し
子どもたちは、友達と協力しながら、時間内にできるだけ多くのブースを回って楽しんでいました。
ペットボトル万華鏡を作ろう
このブースでは、職員の工夫により、安全にペットボトルを利用して万華鏡を作成しました。子どもたちはカットされたペットボトルを使い、さまざまな模様の万華鏡を楽しみました。
クロマトアートの魅力
「クロマトアートでしおりを作ろう」コーナーでは、水性ペンを使用したスポイトを使い、色がどう広がるのかを観察することで、思わぬ色の変化に驚く子どもたちの姿が印象的でした。
人気テーマの入浴剤やスライム
特に人気があったのは「入浴剤」や「スライム」で、参加した子どもたちは化学反応の不思議さに夢中になっていました。子どもたちの目が輝き、科学への興味が高まる様子が感じられました。
手のひらサイズの宇宙
「星箱を作ろう」では、手のひらサイズの宇宙を覗く姿がとても可愛らしかったです。小学生たちは自分だけの宇宙に夢中でした。
ストローとゴムでの挑戦
「ストローとゴムで作ってみよう」は、少し難易度が高かったようですが、子どもたちも楽しみながら多面体の完成に奮闘しました。成果物が完成する度に、嬉しそうな顔が見られました。
コマ回しの楽しさ
「コマ回し」では、色を塗ったコマを回し、その回転時の色の変化を楽しむことができました。これは参加者にとって特別な体験となり、視覚に訴える楽しさがありました。
初参加の技術補佐員のコメント
初めて活動に参加した涌水庸史技術補佐員は、「子どもたちが思い描いた模様と、実際に見える模様が異なり、驚いている様子が印象的でした。このような驚きを通じて、科学に興味をもってほしい」と話しました。
総合技術部の今後の活動
岡山大学総合技術部の本部長である佐藤法仁副理事は、「地域貢献と科学啓発活動を通じて、地域とともに成長を続ける岡山大学として、今後も様々な事業に取り組んでいく」と述べました。イベントは小学生だけでなく、地域全体に科学技術の重要性を伝える貴重な機会でもありました。
まとめ
岡山大学による「わくわく科学塾」は、参加した子どもたちに科学の楽しさや驚きを与え、今後の学びへとつながる期待を持たせるものでした。教育と地域貢献を一体化させるこの活動に、今後も目が離せません。地域中核の研究大学として、岡山大学の今後の展開に期待が高まります。