カインズが第26回グリーン購入大賞で大賞を受賞
埼玉県本庄市に本部を置く株式会社カインズは、環境配慮の取り組みが評価され、第26回グリーン購入大賞の農林水産特別部門で大賞を受賞したことを発表しました。この授賞式は2023年12月17日に行われ、カインズの環境グループマネジャーである井上裕之氏が受賞を報告しました。
囲い込みからのリサイクルシステム
カインズの「園芸用土の水平リサイクルシステム」は、家庭で不要になった園芸用土を店舗で回収し、専門のメーカーで焼成・殺菌処理を施した後、「循環型培養土」として再生して販売するプロセスを有しています。このシステムは、全国各地での土資源の有限性を考慮し、循環利用を促進するものです。
2023年には、京都府亀岡市との連携をスタートさせ、現在では全国で8店舗に広がっています。回収実績は2025年7月末までに、約4,400件の同サービス利用と約200トンの園芸用土回収を達成しました。自治体からは住民からの処分に関する問い合わせが減少したとのフィードバックが得られており、地域の環境課題解決にも寄与しています。
地域共生の「くみまち構想」
カインズの「くみまち構想」は「まちのくらしをみんなでDIY」という理念のもと、地域のニーズに応える事業活動を展開しています。この構想は、店舗やスタッフが地域と連携し、地域社会の困りごとに耳を傾けながら事業を行うことに重点を置いています。この取り組みにより、地域の自立を促し、皆が共に楽しむ環境を目指しています。
公式サイトでは「くみまち.com」が立ち上げられ、地域の需要や関心を引き出す活動が行われています。
グリーン購入大賞について
グリーン購入大賞は、環境に配慮した製品やサービスを提供する企業を表彰する制度で、1998年に創設されました。環境負荷を低減することや社会的責任を果たすための取り組みが評価され、SDGsの目標達成を促進する役割を果たしています。
カインズの未来へのビジョン
カインズは、今後も自治体やメーカーと連携し、店舗を「まちのサーキュラーステーション」として位置づける計画です。持続可能な社会の実現に向けて、地域課題解決に貢献する取り組みを継続していく意向を示しています。
カインズ概要
全29都道府県に263店舗を展開するカインズは、「くらしDIY」をテーマに、豊かさを提供しています。親切心と創意工夫を持った店舗でお客様の日常を楽しくすることを目指しています。詳しくは、
公式ウェブサイトをご覧ください。