産学官連携が進化する
2025-08-02 17:43:23

岡山大学と鳥取大学の産学官連携コンソが地域発展を目指す

岡山大学と鳥取大学が推進する産学官連携の現場



2025年7月17日、岡山大学と鳥取大学は「中国地域産学官連携コンソーシアム」(通称:さんさんコンソ)の運営会議を開催しました。この会議は、鳥取大学の鳥取キャンパスでオンライン形式も併用し、ハイブリッド方式で行われました。産学官連携を強化する目的で設立されたこのコンソーシアムには、中国地域の28校の大学や高等専門学校、さらに46の自治体や企業が参画しています。

開会のあいさつ



会議の冒頭、鳥取大学の景山誠二理事が開会の挨拶を行い、地域における産学官連携の重要性を強調しました。地域の課題を解決するためには、大学、企業、自治体が互いに連携することが不可欠です。参加者は、この考えに共感し、今後の運営方針や事業計画案について真剣に審議を行いました。

先進的な取組の紹介



続いて、鳥取大学の村上聡学長特別補佐が登壇し、同大学が取り組む先進的な産学官連携の事例を紹介しました。乾燥地科学や宇宙産業の創出、ロボット支援手術など、具体的なプロジェクトが紹介され、参加者からの関心を集めました。これらの取り組みは、地域の経済や社会に多大な影響を与える可能性があります。

閉会のあいさつと次世代への期待



会議は、岡山大学の櫻井淳副理事(イノベーション担当)の挨拶で締めくくられました。彼は参加者に感謝の意を示しながら、産業振興と若者のビジネスマインドの醸成の重要性を強調しました。また、次世代へこの取り組みを継承していく意欲を表明しました。

施設見学



会議終了後には、参加者が鳥取大学農学部附属フィールドサイエンスセンターを見学しました。同センターではスマート農業に関する実証フィールドが整備されており、野波和好センター長が地域特産物の栽培技術や新品種の開発、高度な農作業の軽労化に関する具体的な取り組みを丁寧に解説しました。

この見学を通じて、参加者は実際の取り組みの重要性と効果を実感し、産学官連携の意義を再確認しました。

産学官連携の未来



「さんさんコンソ」は、平成20年度から平成24年度にかけて文部科学省の受託事業として始まり、その後も自主的に運営を続けています。このような持続的な活動が全国的に見ても珍しく、非常に貴重な取り組みです。今後も中国地域の大学、高等専門学校、自治体、企業が一体となり、イノベーションを創出するための活動が期待されています。

地域の未来を担うこの産学官連携がどのように発展していくのか、引き続き注目していきたいと思います。


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