岡山大学の真庭サテライトキャンパスが2025年に開設！地域との連携を強化

岡山大学の真庭サテライトキャンパス開設

2025年、岡山大学に新たに設置される「真庭サテライトキャンパス」が注目を集めています。この施設は真庭市中島に位置し、旧岡山県立真庭高校の敷地内に整備された農業実習棟の一部を利用しています。オープニングセレモニーは2025年9月15日に行われ、多くの地域の関係者が参加しました。

地域との連携を重視

新たに設立される真庭サテライトキャンパスは、真庭市と岡山大学の連携によるもので、地域資源を活用した実践的な学びの場を提供します。特に、木材や林業、木造建築に関する研究活動や、学生が実習を通じて地域での課題解決に取り組むことを目指します。

オープニングセレモニーでは、岡山大学の学長である那須保友氏が地域資源の価値を再認識し、持続可能な社会を築くための取り組みについて語りました。また、真庭市の太田市長も、地域に人々が集まり学び、働く循環を生み出すことによって、人口減少に苦しむ中山間地域へ活気を取り戻す必要性を訴えました。

持続可能性と地域課題の解決を目指す

真庭サテライトキャンパスの設立は、地域の特性を活かした教育と研究を重要としており、学生たちが地域の課題に対する実際の体験を通じて学ぶ場を提供します。このような取り組みは、大学と地域の共生を進めるのに非常に重要です。

セレモニー終了後は、森林・木材・木造建築のワークショップが開始され、初日には学生たちが現場での体験を通じて知見を深める様子が見受けられました。学生たちは、地域の木材産業を支える技術や知識を身につけ、実際に地域の課題解決に向かうための力を養っています。

今後、真庭サテライトキャンパスについてのさらなる期待が寄せられており、地域中核の大学としての岡山大学が果たす役割はますます重要になっていくでしょう。この新しい拠点が、地域の発展を支える大きな柱となることが期待されています。