ミラドライに対する誤解と実態
歩くたびに気になるワキ汗やワキガの症状。それを改善する治療法として、近年人気が高まっているのが「ミラドライ」です。ミラドライはマイクロ波を使用して汗腺をターゲットにした治療法で、メスを使わずに主要な汗腺を破壊することができます。これにより、多くの人々が「これを受ければ完全に治る」と期待を抱きやすくなっているのです。しかし、医学的には「誰にでも効果がある」とは限らないのです。
医療法人社団鉄結会が行った調査によると、全国のミラドライに興味を持つ男女300名を対象に実施された「ミラドライへの認識と期待」に関するアンケート結果が示されています。この調査を通じて、私たちが持つミラドライに関する認識の実態が明らかになりました。
調査結果の概要
調査では、ミラドライについての知識がどの程度浸透しているのかを探りました。その結果、わずか8.3%の人しか「詳しく知っている」と回答し、34.7%は「名前と大まかな効果を知っている」といったレベルであることが分かりました。最も多い41.0%は「名前だけ聞いたことがある」と答え、「知らない」という人も16.0%存在しており、意外にも詳細な理解を持つ人が少ないことが明らかになりました。
誰にでも効果があるという誤解
さらに調査を進めると、なんと68.7%の人がミラドライを「誰でも効果がある」と誤解していることがわかりました。これは、ミラドライの治療が万能のように思われていることを示しています。ただし、個々の汗腺の密度、分布、さらには症状の重症度によって効果は異なります。
また、87.3%の respondentsが「ミラドライに効果が出にくいケースがある」と知らないことも分かりました。ミラドライが持つ可能性や限界についての情報が不足しているため、患者がその効果に過度な期待を抱いてしまうのです。
治療を決める際の重視ポイント
治療を考える際、何に重点を置くか調査したところ、最も重視する項目は「効果の持続性」で72.3%の回答を得ました。続いて「費用」が58.7%、「痛みの程度」が47.0%と続き、「医師の実績・専門性」は31.7%となりました。これは、患者がコストや治療後の生活に与える影響を非常に重視していることを示しています。
治療前に知りたい情報としては、76.3%が「自分に効果があるかどうか」を望んでおり、62.7%は「効果が出にくいケース」についての情報を求めています。このことは、患者が自分に合った治療法を選ぶために必要な情報を欲しがっている証拠です。
誤解を解消するために
アイシークリニックの髙桑康太医師は、「ミラドライは効果の出方に個人差があるため、事前の適切な診断が不可欠」と指摘します。特に、重度のワキガの場合や過去に手術を受けたことのある方は、ミラドライのみでは十分な効果が得られない可能性があります。そうした患者に対しては、ミラドライ以外の選択肢を提案することが重要になります。
「本当に大切なのは、ミラドライを受けることではなく、ワキ汗やワキガの悩みを解消することです。そのためには自身の症状に合った治療法を選ぶことが重要です。」と髙桑医師は語ります。
受診をお勧めしたい方
散々悩んだあげくに治療を決意した方、またはこれから治療を検討されている方は、ぜひとも初診での無料カウンセリングを受けてみることをお勧めします。専門の医師から自分に適した治療法をアドバイスを受けることで、安心して治療を受けられる環境を整えることができます。
アイシークリニックでは、ミラドライをはじめ、様々な治療オプションを提供し、細やかなコンシェルジュ体制を整えております。初めての方でもリラックスしてご相談できる助けになっていますので、ぜひお気軽にお越しください。