叡明高等学校と株式会社staraが描く共生社会
埼玉県越谷市に位置する叡明高等学校と、同市に拠点を置く株式会社staraによる注目すべき共創プロジェクトが進行中です。この取り組みは、障がい者の就労支援を行うstaraが、地域の高校生たちと共に「共生社会」を目指して行っています。
プロジェクトの背景と目的
障がいに対する一般的なイメージはしばしばネガティブですが、staraでは「障がい者」や「健常者」といった枠を超えた新しい社会のビジョン、すなわち「わたしとあなたで関われる社会」を提唱しています。このビジョンを実現するためには地域の高校生との交流が大切だと考えています。今回の取り組みは、叡明高等学校とのコラボレーションにより、障がい者の方々と高校生の架け橋を築くことを目指しています。
現在、両者は2025年10月4日土曜日に行われる運動会の計画に向けて準備を進めています。運動会は「UNITY~心を結び、動かす未来~」というテーマの下、両者が共にプログラムを企画・運営するものです。
過去の成功体験
このプロジェクトは今回で2度目の試みとなります。前回の総会では、「生徒たちに様々な人々との出会いを通じて学んでほしい」との教頭先生の願いから、プロジェクトの正式な協働が始まりました。前回は「心身の健康」をテーマに、食品、運動、睡眠の側面からプランを立て、高校生と利用者が共に参加して理解を深める貴重な体験を共有しました。
参加者の声
前回の協働に参加した高校生からは、こんな感想が寄せられました。
「普段接することがない方々とディスカッションをし、貴重な経験が得られました。」
また、「福祉業界に進みたいと思っているので、実際に学ぶ喜びを感じました。」
利用者の方々も「高校生との交流で元気をもらえた」との声を寄せ、学生時代の思い出がよみがえったと語ってくれました。
現在の取り組み
2025年の運動会では、staraの企画チームと高校生が共同で、一つの競技を立案しています。発案から当日の運営までを共に行い、世代を超えた交流と「共に創る喜び」を育んでいるのです。この様子は公式サイトやSNSを通じて報告される予定です。
叡明高等学校と株式会社staraについて
叡明高等学校は地域に密着した学校で、教育を通して生徒たちが社会とつながる機会を提供しています。また、staraは障害をお持ちの方に「雇用」と「働く喜び」を提供し、地域密着型の福祉を実践しています。
この共創プロジェクトを通じて、叡明高校とstaraは、互いに支え合い、共生できる未来の形成に向けて力強く取り組んでいます。