岩槻人形博物館特別展
2025-09-19 14:58:17

岩槻人形博物館の開館5周年を祝う特別展が開催決定!

岩槻人形博物館の特別展「THE 岩槻の人形史」



さいたま市に位置する岩槻人形博物館は、開館5周年を迎え、特別展「THE 岩槻の人形史―受け継がれし人形、ここに見参!―」を開催します。このイベントは、2025年10月4日(土)から11月30日(日)まで行われ、日本の人形文化について深く掘り下げた内容となっています。

岩槻の人形文化の歴史


岩槻は、日本有数の人形産地であり、古くから人形作りが盛んな地域です。高度経済成長期には、約300軒の工房と問屋が立ち並び、岩槻は日本の人形文化の中心地として栄えました。江戸時代には、岩槻藩の城下町として栄え、日光御成道の宿場町として多くの人々が訪れました。この展覧会では、これまで知られていなかった岩槻の人形史を紹介し、地域の魅力を再発見する機会となります。

特別展の見どころ


本展の見どころは大きく分けて三つあります。まず一つ目は、江戸時代の人形作りを記した古文書が新たに発見され、特別に初公開される点です。このような歴史的資料は、岩槻の人形文化を理解する上で非常に貴重です。

二つ目は、「謎の人形神輿」の展示です。本展で初めてお目見えとなるこの神輿は、地域の人形作りにおける独自性を示す重要な作品です。

最後に、岩槻の伝統的技術で作られた人形を一堂に展示することでも注目を集めています。特に、新作の2点も初披露され、来場者の期待を高めています。これらの人形は、夏の祭りなどで人々を魅了する存在であり、観覧者はその美しさと技術を直接目にすることができます。

展示作品のご紹介


本展では、さまざまな時代の貴重な人形作品も展示されます。以下に主な作品をいくつかピックアップしました。
  • - 螺鈿鞍 阿部重次奉納(江戸時代)
- 久伊豆神社蔵、埼玉県立歴史と民俗の博物館保管。埼玉県指定文化財。
  • - いわつき城並侍屋敷城下町迄総絵図(江戸時代中期)
- さいたま市立博物館蔵、さいたま市指定文化財。
  • - 湖雲寺跡遺跡出土土製人形狆抱童子(享和2年)
- 港区立郷土歴史館蔵。
  • - 天保の人形(人形神輿)(天保12年)
- さいたま市岩槻区栄町自治会蔵。

観覧情報


展覧会は、岩槻人形博物館で実施されます。入館料は一般300円、学生や65歳以上は150円、小中学生は100円ですが、着物で来館した際には観覧料が無料になる特典も用意されています。また、特別展に関連したイベントや展示解説も行われる予定で、さまざまな楽しみ方ができます。

アクセス


博物館へのアクセスは、電車では東武アーバンパークラインの「岩槻駅」から徒歩約10分、車では東北自動車道の「岩槻IC」から約12分と便利です。駐車場も完備されており、訪れやすい環境が整っています。

結び


この特別展は、岩槻の人形文化を知るだけでなく、地域の歴史や伝統工芸に触れる貴重な機会です。さまざまな世代の方々に楽しんでいただける内容となっており、多くの方の来館をお待ちしております。ぜひ、家族や友人を誘って、岩槻人形博物館での特別な体験をお楽しみください。


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