ビクセンの新しい天体観測セット
埼玉県所沢市に本社を置く総合光学機器メーカー、株式会社ビクセンから新しい天体観測セットが発売されます。2025年5月28日に発売予定の「SDE72SS鏡筒」と「AE81M鏡筒」は、それぞれの特性を活かし、初心者から上級者まで楽しめる製品となっています。
SDE72SS鏡筒セットの特徴
SDE72SSは、色のにじみを抑えたEDガラスを使用した高性能な鏡筒です。この鏡筒は、特に色収差を極めて高いレベルで抑え、鮮やかな天体の輝きをクリアに捉えます。柔らかな蛍光色を持つ星や月の周囲も紫色ににじむことなく、はっきりと観察できるので、よりリアルな星空が楽しめます。
また、別売のレデューサーを併用することで、本格的な天体撮影にも対応できるため、天体写真に挑戦したい方にも最適です。具体的には、以下のようなセットが用意されています。
- - AP-SDE72SS:手動式赤道儀「APマウント」のセットで、価格は279,400円(税抜254,000円)。
- - AP-SDE72SS・SM:一軸モーター駆動の「AP-SMマウント」とのセット。価格は331,100円(税抜301,000円)。
- - AP-SDE72SS・WL:二軸モーター駆動の「AP-WLマウント」付きで、スマートフォンからのコントロールが可能。価格は360,800円(税抜328,000円)。
それぞれ、利用シーンや目的に応じて選ぶことができます。
AE81M鏡筒セットの魅力
AE81M鏡筒は、初心者にも扱いやすい設計ながら、高いコストパフォーマンスを実現しています。対物レンズには、色のにじみを抑える口径81mmのアクロマートレンズを使用しており、マルチコートが施されているため、より鮮明な画像を提供します。この鏡筒は夜空を見上げる楽しさを気軽に感じさせてくれるアイテムです。
AE81M鏡筒に関連するセットは以下の通りです。
- - AP-AE81M:手動式赤道儀「APマウント」とのセットで、172,700円(税抜157,000円)。
- - AP-AE81M・SM:一軸モーター駆動「AP-SMマウント」付きで、自動追尾機能も搭載。235,400円(税抜214,000円)。
- - AP-AE81M・WL:二軸モーター駆動「AP-WLマウント」付き。265,100円(税抜241,000円)。
- - APZ-AE81M:経緯のモジュールが組み合わされているため、赤道儀にも変更可能。155,100円(税抜141,000円)。
- - SX2WL-AE81M:スマートフォンからのコントロールができるセット。304,700円(税抜277,000円)。
まとめ
ビクセンの新しい天体観測セットは、星空観察をより楽しむための優れた製品が多数揃っており、さまざまなニーズに応じた選択肢があります。天体観測に興味がある方や、これから始めてみたい方にぴったりのアイテムとなっています。新しい製品で、あなたの星空観察ライフを充実させてみてはいかがでしょうか。