タミヤホームのアスリート採用強化
埼玉県所沢市に本社を置く株式会社タミヤホームは、アスリート採用の取り組みを一層強化しています。2025年8月1日付で新たにフリースタイルスキーハーフパイプ競技の選手、寺澤日和(てらさわ ひより)を雇用したことを発表しました。さらに、今年の5月には総合格闘技スタ像の中里謙太(なかざと けんた)選手も加わるなど、多様なアスリートが活躍できる環境作りに注力しています。
アスリートの力をビジネスで活かす
タミヤホームのユニークな文化は、社員の90%がアスリート経験者であることから来ています。彼らが競技を通じて身につけた「目標達成の意欲」「困難を乗り越える精神」「チームワーク」を活かし、解体工事業や不動産ソリューション事業において大きな強みとしています。アスリートのセカンドキャリア支援は、社会全体の課題にも関連しており、タミヤホームはアスリートの挑戦を奨励する会社です。
アスリート向けの支援体制
同社では、アスリートが引退後も情熱を持って働ける環境を整えています。たとえば、勤務時間を調整しオフシーズン(4月〜11月)は解体工事関連の業務に従事する寺澤選手のように、選手たちが競技に専念できるよう配慮されています。そうした支援により、入社以降も多数のアスリートが活躍しており、2021年から2025年の間に50人以上がタミヤホームに加わりました。
業績に貢献する寺澤日和選手
スキーハーフパイプ選手として名を馳せる寺澤日和選手は、2021年の全日本選手権で2位、2025年のアジアカップでも2位を獲得し、韓国選手権では優勝を果たしています。タミヤホームでは工事管理課に所属し、事務サポートを通じて工事が円滑に進むよう支援を行っています。冬季シーズンには、国内外の大会での活躍を期待し、オフシーズン中のみ出社する形で、全力でバックアップしています。
中里謙太選手の挑戦
また、格闘家の中里謙太選手は、RIZIN出場を目指して格闘技の腕を磨きながら、鍛冶工事部で日々働いています。彼は、工業高校を卒業後、警察官を志望していましたが、夢を諦め、回転寿司で働きながらキックボクシングを始めました。タミヤホームでの役割をこなし、わずか1ヶ月半で月間MVPを受賞する活躍を見せています。
社会への貢献と今後の展望
タミヤホームではアスリート採用を通じて、彼らのビジネススキルと競技経験を最大限活かす取り組みを続けます。一方で、アスリートのデュアルキャリアやセカンドキャリア支援を強化し、企業成長と社会貢献を目指します。今年もその理念のもと、トップアスリート向けの採用支援説明会に参加し、さらなる人材開拓を進めています。
タミヤホームは、アスリートが持つ多様なバックグラウンドと経験を活かし、社員たちの個性を重視しつつ、チームワークを育む企業文化を育てていきます。アスリートの力を社会に発揮し、誰もが輝ける未来を目指します。