即採用ボタンの影響で採用担当が危機的状況に

株式会社総研ホールディングスの話題

昨今、株式会社総研ホールディングスが導入した「即採用ボタン」の影響が注目されています。この制度は、特定のフォームに必要事項を記入しボタンを押すことで内定が得られるという斬新な採用方法です。しかし、予期せぬ形で応募数が急増し、イタズラ応募が増える事態に至っています。

「即採用ボタン」とは？

「即採用ボタン」は、この株式会社総研ホールディングスが2016年に新卒採用を開始した際に、より多くの学生に興味を持ってもらうために考案されました。

この制度は、応募者が入社希望月と電話番号を記入の上、ボタンを押すだけで内定が決まるというシンプルな仕組みです。初年度はエントリーゼロの状態から、翌年度には「即採用ボタン」制度を使い、16名の学生を採用することに成功しました。他にも、実際の業務を体験できる「弟子入り選考」の導入も特徴です。

メディアによる注目と応募増加

特に6月には、NHKの『所さん!事件ですよ』や文化放送の『村上信五くんと経済クン』で紹介された影響で、応募が急増しました。しかし、喜ばしい応募の裏にはイタズラも増えてしまったのです。架空の電話番号や無関係な方の番号が送られ、採用担当者はその対応に追われることになりました。

採用担当の危機

応募が増える中で、採用担当者の1人は心理的なストレスにさらされ、気晴らしで行ったテニスが原因でアキレス腱を断裂する怪我に見舞われました。手術は無事終わったものの、日常生活にも支障をきたす状況にあり、残された担当者の負担が大きくなっています。また、手術翌日にドライマンゴーを食べて前歯が折れるという不運も発生しました。

悪質な応募に対する呼びかけ

この事態を受けて、株式会社総研ホールディングスは悪質なイタズラ応募を止めるよう、再三の注意喚起を行っています。今後も、このような問い合わせを受けるリスクがあるため、同様の制度を真似したい企業に対しても慎重に返答する姿勢を示しています。

株式会社総研ホールディングスについて

株式会社総研ホールディングスは、住宅リフォーム事業や不動産事業を展開する企業グループの持株会社です。設立は2016年で、東京都新宿区に本社を構えています。多様な事業を通じて、地域社会に貢献することを目指し続けています。

このような事情がある中でも、株式会社総研ホールディングスは採用制度の改良を進め、より良い環境を整える努力を続けています。今後の展開にも注目です。