鶴ヶ島市の未来を拓く「PARK TAMIYA」プロジェクト
埼玉県鶴ヶ島市で新たな地域共創プロジェクトが進行中です。株式会社タミヤホームが2026年8月13日、同市役所にて小川尋海市長に「PARK TAMIYA」の構想を説明しました。このプロジェクトは、空き家や空き地を地域の子どもたちや住民の交流の場へと再生することを目指しています。
表敬訪問の経緯
タミヤホームの田宮明彦社長が小川市長に対し、空き家・空き地の現状やその未来を語りました。市長からは「取り組みを応援したい」という声が上がり、完成後には必ず訪れたいとの意向を伝えました。このような公園の整備から運営までを民間企業が行う試みは鶴ヶ島市内では初めてであり、地域の大きな期待が寄せられています。
鶴ヶ島市の空き家の現状
鶴ヶ島市が2025年に策定した「第2期鶴ヶ島市空家等対策計画」によると、市内の空き家率は現在6.8%で、全国平均や埼玉県平均を下回っています。しかし、1世帯あたりの平均人員数は減少傾向にあり、高齢者の単身世帯数も増加しています。特に、相続による空き家の所有者が、管理や利活用の判断を難しくするケースが増えているとのこと。
このような現状を受けて、鶴ヶ島市では今後も空き家問題に向き合う意識が高まっています。実際に、鶴ヶ島清風高等学校の生徒たちも「空き家等の活用」を考える授業に取り組み、そのアイディアの中にはシェアハウスや民泊、介護施設としての活用が含まれています。
PARK TAMIYAが目指すもの
「PARK TAMIYA」は、買い手や借り手のいない空き家を地域の人々が集う場所へと変える試みです。このプロジェクトは、都市公園法に基づく典型的な公園ではなく、企業が保有する空き家を公園として整備し、地域に開放して共に育てていく新しいモデルです。目指すのは、子どもたちが「自分には可能性がある」と感じられる場所であり、誰もが「ここにいていいんだ」と思えるコミュニティの形成です。
鶴ヶ島市大字脚折に位置するPARK TAMIYAは、地域の希望の象徴として位置づけられています。プロジェクトの詳細として、7月7日に解体工事が始まり、9月中に公園化工事が完了する予定です。
地域とのつながり
加えて、表敬訪問に際して、タミヤホームは社内レクリエーションで育てたお米を地元の子ども支援団体に寄付しました。これは、地域とのつながりを大切にし、子どもたちの笑顔を守るための活動の一環です。田宮社長は、「空き家を解体して終わりではなく、そこでの想いを大切にしたい」と語り、新しい役割を生み出すことの重要性を強調しました。
今後の展望
「PARK TAMIYA」の完成セレモニーは2026年10月上旬を予定しています。市長にもお越しいただき、地域とのさらなるつながりを深めていく考えです。田宮社長は「10年後、20年後にここで遊んだ子どもたちが成長し、『PARK TAMIYAがあってよかった』と思ってもらえる場所でありたい」と願っています。
継続して地域の未来を美しく、豊かにする挑戦を続けていくタミヤホームの取り組み。この「PARK TAMIYA」は、まさにその第一歩となるのです。未来を目指し、心をつなげる活動が地域の新たな灯となることを期待します。