江戸蔵がリニューアル
2025-09-05 18:57:32

江戸蔵の復活を祝う!金笛醤油が伝えるしょうゆ文化の魅力

江戸蔵が200年の時を超えて蘇る


埼玉県川島町に構える笛木醤油株式会社が、230年以上の伝統を持つ「江戸蔵」を見事にリノベーション。そして、9月6日(土)に新たにグランドオープンします。この「江戸蔵」は、江戸時代から受け継がれるしょうゆ・発酵文化の発信基地として、地域活性化とインバウンド誘致を目指します。

年間工場見学者数は40,000名を超え、そのうち約10%が海外からのお客様。特にフランスやドイツ、アメリカ、カナダ、さらにはアジア諸国からも多くの観光客が訪れています。この流れを受けて、江戸蔵の再生は地域の文化を未来に伝えるための重要な役割を果たすでしょう。


江戸蔵の魅力と歴史的価値


江戸蔵の外観は江戸後期の伝統的な「置き屋根工法」によって造られており、通気性や防火性に優れています。今回のリノベーションでは、白漆喰と黒漆喰の美しいコントラストを復元し、職人の技が随所に光ります。

また、蔵の内部構造が観察できるように、竹や縄を使用した壁の一部が開放されており、訪れる人々に地域の歴史や伝統を伝えています。さらに、蔵の正面には「金笛」の刻印が施された鬼瓦が鎮座し、訪れた人々を出迎えます。


江戸蔵で楽しむしょうゆの世界


江戸蔵内は2階建てで構成されています。

1階:金笛ショップ

ここではしょうゆを中心に、ドレッシングやおせんべい、さらには自社製のバウムクーヘンなど多彩な商品が並びます。特に注目すべきは、動物性タンパク質不使用のヴィーガンぽん酢です。健康や環境を考慮した商品が揃い、来訪者に新しい選択肢を提供しています。

2階:体験・ワークショップスペース

こちらでは、予約制で様々な体験ができます。しょうゆのテイスティングや自分でだししょうゆを作るワークショップ、さらにはしょうゆ麹作りやオリジナルスイーツ作りなどが体験できます。これらの活動は、参加者にしょうゆの奥深さを教えてくれる貴重な機会です。


江戸蔵の再生への先代の想い


現在の当主、吉五郎は大学を卒業後、伝統と革新を融合させることをテーマに事業改革を進めてきました。この江戸蔵の再生は、先代の悲願でもあり、過去の想いを受け継ぐ重要なプロジェクトです。「しょうゆでみんなの笑顔をつなぎたい」という理念のもと、江戸蔵は地域の歴史と文化を未来につなぐ重要な役割を担っています。

木桶仕込みの醤油は現在、生産量のわずか1%にとどまっており、技巧と時間が求められますが、その独自の風味は他では味わえない特別なものです。吉五郎は、「日本一の笑顔をつくる醤油蔵」として、地域と世界を結ぶ重要な拠点として成長させていく意向を表明しています。


地元民と観光客が集う金笛しょうゆ楽校


金笛醤油は2019年に「金笛しょうゆパーク」をオープンし、工場見学「金笛しょうゆ楽校」を通じてしょうゆの歴史や製造工程を楽しく学べる場所を提供しています。開業からわずか5年で15万人以上の訪問者を迎え、今や多くの方に愛されるスポットとなっています。

工場見学は無料で提供されており、体験型の学びを通じてしょうゆへの理解を一層深めることができます。これにより、地域の生産物としての魅力を再認識し、訪れる人々に新たな価値を提供しています。

開業に向けたイベント


新たにオープンする江戸蔵に向けて、グランドオープンセレモニーが9月6日(土)に開催されます。参加者には、樽酒の「鏡割り」や当主によるふるまい酒サービスがあり、特別な体験が待っています。さらに、先着100名様には「金笛オリジナルエコバッグ」と「木桶バウム」のプレゼントも用意されています。

江戸蔵の復活で、埼玉の土壌文化が一層広がります。伝統と革新が出会うこの場所で、今後の展開に期待が高まります。訪れる全ての方々が、新しい体験を通じてしょうゆの世界を深く知れるでしょう。ぜひ、金笛しょうゆパークでの特別な時間をお楽しみください。


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