AQ Groupがウッドデザイン賞2025で2作品同時受賞
埼玉県さいたま市に本社を構えるAQ Groupは、一般社団法人日本ウッドデザイン協会が主催する「ウッドデザイン賞2025」で、なんと2作品が同時に受賞しました!受賞した作品は、純木造マンションの「AQフォレスト大宮桜木町」と、木造建築技術研究所による「構造実験棟」です。この受賞は、木造建築の新たな可能性を示すものであり、社会課題への取り組みとしても注目されています。
1. 純木造マンション「AQフォレスト大宮桜木町」
このマンションは、埼玉県さいたま市大宮区に位置し、4階建ての純木造建築です。512平方メートルの無柱空間を持ち、16メートルスパンの「AQトラス架構」を採用しています。この建物は、耐震・耐火・劣化対策のすべてにおいて最高等級を取得しており、RC造と同等以上の性能を実現しています。さらに、木の温かみや美しさを感じられる空間設計が行われ、ライフスタイルデザイン部門で高く評価されました。特に「社会提案性」と「持続可能性」が認められ、受賞に至ったのです。
2. 木造建築技術研究所「構造実験棟」
次に受賞した「構造実験棟」は、埼玉県上尾市にある研究施設です。こちらも純木造軸組工法で建てられており、耐力壁や接合部を研究・開発するための施設として2024年4月に完成予定です。内部は木の“あらわし”が強調されており、延べ床面積は512平方メートル。用途によって様々な展開が可能な建築です。この棟は、ソーシャルデザイン部門において「新規性」と「社会提案性」が評価され、ダブル受賞の一因となりました。
審査委員によるコメント
ウッドデザイン賞2025は、11年目を迎え、さまざまな素材とのハイブリッド化が進む中で、木の機能性や意匠性を巧みに活かした新しい提案が数多く寄せられました。AQ Groupの受賞作品も、こうした流れの中で非常に重要な位置を占めています。特に、建築や空間分野での木材利用が多様化しており、地域工務店から大手ゼネコンまで、多岐にわたる事業者が木に関わっています。今回の受賞は、AQ Groupが目指す「時代のニーズに応じた技術開発」や「木造建築の普及」に対する評価をも示すものとなりました。
今後の展望
AQ Groupは、今回のウッドデザイン賞受賞をきっかけに、さらなる木造建築の技術的・社会的価値を追求し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを継続していく方針です。両作品はウッドデザイン賞の他にも、「グッドデザイン賞」を受賞するなど、第三者機関からの肯定的な評価を受けており、AQ Groupの今後の活動に注目が集まっています。木の可能性を広げる彼らの挑戦は、未来のライフスタイルをより豊かにすることでしょう。
今後もAQ Groupに期待が寄せられます!