地域での認知症啓発イベント「メダカすくい」が開催
2025年9月21日、愛知県常滑市のイオンモールにて、認知症啓発イベント「メダカすくい」が実施されました。このイベントは、世界アルツハイマーデーに合わせて行われ、愛の家グループホーム常滑社辺が主催し、地域の子どもたちやその家族約200名が参加しました。
イベントの背景と目的
このイベントは、地域の方々に認知症について理解を深めてもらうことを目的としています。愛の家グループホーム常滑社辺のホーム長である高澤氏は、認知症の方々が普通に生活をしていることを、子どもたちに知ってもらうことの重要性を語ります。「認知症で困る人がいない街」を目指し、地域密着型の活動を続けていくとのこと。
イベントの内容
当日は、開始前から多くの方が列を作り、イベントへの関心の高さがうかがえました。1時間の開催時間の中で、45組、約200名の家族連れが参加。認知症のシンボルカラーであるオレンジ色のメダカのすくい取りが行われ、参加者たちは楽しみながら交流することができました。
一緒に活動した利用者たちも、地域の子どもたちとの会話を通じて、認知症に対する偏見をなくす手助けができたのではないかと感じています。「認知症のある方が店員をしているとは全く感じなかった」との声を受け、子どもたちにも認知症に対する理解が深まる良い機会となりました。
参加者の反応
参加者からは、様々な温かい感想が寄せられました。「子どもに向けて行うイベントは良いと思った」「家族も認知症で、身近に感じた」といった声が多く、イベントは大盛況でした。また、親子でのコミュニケーションの場としての役割も果たされ、地域の絆も深まったことでしょう。
今後の展開
今後も、愛の家グループホーム常滑社辺は地域に根差した活動を続けていく意向を示しています。このイベントを通じて、認知症について日常的に考えるきっかけを提供し、「認知症で困る人がいない街」の実現を目指していきます。
イベントは、認知症の理解促進だけでなく、地域への愛着の深める貴重な時間でありました。このような取り組みが広がりを見せ、地域の絆がさらに強まることを期待しています。
イベントの詳細
- - イベント名: 認知症啓発メダカすくいイベント
- - 開催日時: 2025年9月21日(日)14:00~15:00
- - 開催場所: イオンモール常滑 1階
- - 参加費: 無料
- - 主催: 愛の家グループホーム常滑社辺
地域の皆さまと共に、今後も認知症について理解を深めるイベントが増えることを願って、愛の家グループホームの取り組みは続いていきます。