アビリンピック2025静岡大会での快挙
2025年7月12日、静岡県で開催された「アビリンピック2025静岡大会」(令和7年度静岡県障害者技能競技大会)にて、ポラスグループの一員であるポラテック富士株式会社の武田禎行選手が「データベース」競技で見事に最優秀賞を受賞しました。これはポラテック富士にとって初めての快挙であり、特に障害者技能競技においての成果として多くの注目を集めています。
この大会は主に静岡県及び独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構静岡支部の主催によって行われ、障害を抱える方々の技能を競い、その能力の向上を目指しています。また、社会全体で障害者に対する理解を深め、雇用の促進や地位の向上を図ることが主目的とされています。
全国大会出場を目指して
武田選手は、10月の第45回全国アビリンピックに静岡県の代表として出場予定です。この全国大会は日本各地から集まった競技者たちが、互いの能力を競い合う場となるため、非常に高いレベルの技術が求められます。武田選手は、この日の感動を胸に一層の研鑽を誓い、自らの技能をさらに磨くため努力を続けていく意向を示しました。
「私は6年ぶりの受賞で、また当社に勤務してからは初めての最優秀賞を得られたことを非常に嬉しく思っています。今年は前年の悔しさを晴らすため、5月から練習を開始しました。昨年までの過去問を解くことで準備を重ねてきた結果が実を結んだことが、自信にもつながっています」と語る武田選手。
競技内容である「名簿管理システム」の構築は難易度が上がったため、初めは良いペースで進むことができたものの、途中で時間配分に悩み、すべての設問に解答することができなかったことが残念だと述べています。全国大会では、さらに一歩上を目指し、全力を尽くすことを約束しました。
障がい者雇用の取り組み
ポラスグループは全27社からなり、特例子会社や関連会社を含む11社の障がい者雇用率は3.0%に達しています。この数字は厚生労働省が設定する法定雇用率を上回る成果であり、ポラスグループの障がい者雇用の取り組みの一環として、今後もさらなる職場環境の整備を進めていく方針です。
今後も、障がいのある方々が能力を存分に発揮できる職場づくりに努め、彼らの成長を支援し続けていくことでしょう。武田選手の快挙は、ポラテック富士だけでなく、障害者雇用全体に良い影響を与えることでしょう。
まとめ
ポラテック富士の武田禎行選手がアビリンピック2025静岡大会で最優秀賞を受賞したことは、彼自身の成長だけでなく、障がい者の技能と職業能力の向上を象徴する出来事でもあります。全国大会でもその成果が発揮されることを期待し、今後の活躍に注目です。