経営戦略と人事戦略の連携が未来を切り開く
組織の成長と個人のキャリア開発は、今や切り離せない存在となっています。一般社団法人プロティアン・キャリア協会は、2023年12月11日にオンラインイベント「人的資本経営2024の到達点ー日揮マネジメントの進化」を開催しました。本セミナーには、日揮ホールディングス株式会社 専務執行役員 CHROの花田琢也氏と、人的資本経営の専門家である田中研之輔氏が参加し、経営戦略と人事戦略の連携について深く掘り下げた対談が行われました。
日揮ホールディングスの挑戦
日揮ホールディングスは、国際的なビジネスフィールドで活動を展開している企業です。花田氏は、経営戦略と人事戦略の連携が組織の成長にどのように寄与するかを解説。経営の最終ゴールを見据え、どのように目標を因数分解して進めるかを、経営者の視点から説明しました。これにより、経営者や人事担当者はどのように戦略を立て、実行するべきかヒントを得ることができました。
人的資本経営とは?
人的資本経営とは、企業が人材を資本として捉える考え方です。この概念は、従業員一人ひとりの能力やスキルを最大限に引き出すことを目指しています。花田氏は、日揮ホールディングスがどのようにこの理念を実践し、社員に対して「ジブンゴト化」を促進しているのかを具体的に紹介しました。「JGC People Day」という取り組みは、管理職や社員が自分の成長を意識し、主体的にキャリア開発を行う機会となっています。
対談のポイント
対談の中で、田中氏はキャリア論と組織論の専門知識を基に、人的資本経営を浸透させるための方法についても言及。特に、社員との対話を通じて、どのように彼らが主体的に成長していくのかを解説しました。また、質疑応答の時間も設けられ、参加者からの具体的な質問に対する回答があり、実践的な知識を得る機会となりました。
一般社団法人プロティアン・キャリア協会の役割
プロティアン・キャリア協会は、組織と個人の関係構築を支援する団体で、キャリア対話を通じて組織開発を行っています。この協会は、個人が自分のキャリアを自律的に築いていく手助けをすることを目的としています。
今後のイベントに期待
今後もプロティアン・キャリア協会では、様々なイベントを開催予定です。次回のオンライン講演は2025年1月11日に実施され、人的資本経営の新たな躍動について深堀りしていきます。興味のある方は、ぜひ参加して新しい知識を得てください。
企業と個人の成長は、今後ますます重要となるテーマです。経営者や人事担当者は、今回の対談を通じて、経営戦略と人事戦略の連携の重要性を再認識したことでしょう。人的資本経営を意識した組織作りが、持続可能な成長を実現するカギなのです。