横浜の環境教育旅行
2025-08-05 12:07:25

持続可能な未来を目指す教育旅行プログラム「GREEN JOURNEY for SCHOOL 横浜」

「持続可能な未来を目指す教育旅行プログラム「GREEN JOURNEY for SCHOOL 横浜」」



7月12日、ヨコハマ未来創造会議が主催し、日産自動車や日本旅行などと共同開発した「GREEN JOURNEY for SCHOOL 横浜」という新しい教育旅行プログラムのトライアルツアーが、学校法人豊島岡女子学園の生徒を対象に実施されました。

このプログラムは、単なる教育旅行の枠を超えて、「旅行者から創造者へ」という視点の転換を図っています。サステナビリティを学びながら、旅行を楽しむだけではなく、自ら課題を探し、それを解決する力を育むことを目指しています。

共同開発の背景



サステナブルな社会を実現するには、幼少期からの教育が不可欠です。旅行という非日常の体験が、楽しみながらサステナビリティを取り入れるきっかけになると考えたヨコハマ未来創造会議のメンバーと日産自動車、日本旅行を含む17社が協力し、教育旅行の新たな形を提案しました。

若者たちは「持続可能な旅」をテーマに活動しており、チーム名は「Sustainable Adventure YOKOHAMA(SAY!)」です。彼らは、サステナビリティに対する意識を高め、自身が未来を創る担い手であることを認識するプログラムの開発に参加しています。

プログラムの特徴



プログラムの核心は、「未来を“つくる”旅へ」というコンセプトです。生徒はまず、将来住みたい「サステナブルな未来のまち」を考える事前学習を行います。職業の視点で課題を設定し、フィールドワークでその解決策を探っていきます。

事前学習


  • - 職業視点で課題設定: 生徒は興味のある職業を選び、カードワークを通じて各自の課題を設定します。

フィールドワーク


  • - 職業目線でまち巡り: 選んだ職業からの視点で、横浜を探訪しながら社会課題のヒントを探す活動を行います。地域企業との交流を通じて、実際の取り組みを学ぶ機会も提供されます。

事後学習


  • - 振り返り・アクション宣言: 旅の終わりに、自らのアイデアを発表し、日常生活でできる環境への貢献を宣言します。

トライアルツアーの実施報告



トライアルツアーでは、みなとみらい21地区を中心に、実際にプログラムに参加した生徒たちが多くの学びを得ました。その中で、教員からは「自分ごととして考えるきっかけになった」という意見が寄せられました。また、サステナブルな未来に向けた様々な職業の視点が新たな気づきを促進したとの評価もありました。

生徒たちは、日産自動車での電気自動車の見学や地域企業との交流を通じて、自らの学びとサステナビリティへの理解を深めました。

今後のプログラム展開



今後は、トライアルツアーで得られたフィードバックを基にプログラムのブラッシュアップを行い、9月に2回目のトライアルが予定されています。最終的には11月を目途に商品化する計画です。商品化後は、特に1都3県を中心に広く教育旅行を展開し、GREEN×EXPO 2027への誘客も視野に入れています。

「GREEN JOURNEY for SCHOOL 横浜」は、サステナビリティを楽しく学びながら自らの未来を創造する新しい形の教育旅行として注目されています。ヨコハマ未来創造会議とその若手メンバーたちが共に次世代の意識・行動変容を促進し、持続可能な社会を実現するための活動を続けていきます。


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