自治体職人が映し出す公務員のクオリティと情熱とは
埼玉県北本市に拠点を置く合同会社LOCUS BRiDGEが新たな試みとして公開した「自治体職人」が、今注目を集めています。このプロジェクトは、公共の分野で活動する職員の実績や想いを映像で紹介するもので、特に公務員の新たな側面を知る貴重な機会を提供してくれます。
自治体職人とは
「自治体職人」は、広報やシティプロモーションに特化した専門企業の視点から、地方自治体に勤務する公務員の優れた取り組みや仕事への情熱を映したInstagramのリール動画シリーズです。7月7日に初公開されたこの動画は、一部の優れた公務員の事例をピックアップし、その活動や理念、成功事例を視聴者に届けます。
職人の活動内容
特にこの動画では、多様な行政領域で活躍する職人たちの情熱や、彼らが日々模索し続ける「なぜ、そこまでやるのか?」という問いかけが重要なテーマとなっています。これらの映像を通じて、公務員の裏にある人間味や苦労、理想を追求する姿勢が顕在化されています。
たとえば、佐久間智之氏は、元埼玉県三芳町役場の職員であり、公務員アワード2019受賞者です。地域力創造アドバイザーとしても活動し、自身の著書も多い彼は、自治体広報の日本一に選ばれた実績を持っています。また、現在はPRDESIGN JAPAN株式会社に在籍し、地域活性化のための活動を続けています。
さらに、郷田秀章氏は全国初の水道アプリ「すいりん」の企画者として知られており、スマートフォンを活用した新しい水道料金確認システムを構築しました。その革新的な取り組みは、多くの自治体で注目されており、さらなる広がりを見せています。
安高昌輝氏は、広報改革や地域活性化に尽力している草加市役所の職員で、数々の改革を推進しながらも、地域に密着した活動を行っています。彼はこれらの取り組みを通じて、地域の未来を見据えた活動を展開しています。
自治体広報LABの設立
このような職員の活動を支える背景には、合同会社LOCUS BRiDGEが運営する「自治体広報LAB」というコミュニティも存在します。ここでは、様々な自治体職員が集まり、広報活動やシティプロモーションに関する知識やスキルを共有するプラットフォームを提供しています。
このLABは、これまでFacebookを通じて情報を交換してきましたが、新たに専用ウェブサイトを立ち上げ、会員同士の情報交換をより活発化させる取り組みを進めています。広報紙のデザインやSNSの効果的な運用など、具体的なスキルや事例を学びあう場が提供されることで、より多くの自治体職員が自らのスキルを高めることが期待されています。
これからの展望
「自治体職人」は今後も定期的に新たな動画が公開される予定で、全国の公務員のクオリティや情熱を広く伝えていくことでしょう。この取り組みを通じて、地域への情熱や公務員としての誇りを再確認するきっかけになることが期待されています。
「自治体職人」のインスタグラムアカウントは、@jichitai_shokunin で、ぜひチェックしてみてください。わずか1〜2分の時間で、彼らの熱い思いや成功事例が詰まったコンテンツを味わうことができます。これからもその活動に多くの注目が集まることを願っています。