岡山大学が若手研究者支援のための勉強会を開催
国立大学法人岡山大学(所在地:岡山市北区)が2025年5月18日に、JST(科学技術振興機構)による若手研究グラント「さきがけ」と「創発的研究支援事業」の獲得を目指し、学内勉強会を行いました。このイベントは、岡山大学津島キャンパスで開催され、約70名の若手研究者が参加、オンラインでも多くの参加者が集まりました。
勉強会の目標と内容
岡山大学は、「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択されており、外部資金の獲得増を目指しています。今回の勉強会は、JSTへの申請を検討している若手研究者にとって大変重要な機会となりました。
本勉強会では、まず学術研究院先鋭研究領域の三澤 弘明教授が登壇し、研究者が中・長期的なビジョンを築くことの重要性について講演を行いました。三澤教授は、研究テーマ設定の重要性を強調し、指導教員のテーマに縛られず、自らの関心に基づいた研究テーマを探求するアプローチが必要であると述べました。参加者たちは、将来の研究活動に向けて、大きなインスピレーションを得ることができたのではないかと思います。
続いて、学術研究院環境生命自然科学学域の守屋央朗教授が、具体的な申請書の作成方法について講義しました。守屋教授は、申請書に独創性を持たせる方法や、効果的な書き方のポイントをリアルな事例を交えながら 詳しく解説しました。これにより、若手研究者は実践的な研究資金獲得戦略を学ぶことができ、自信を持って申請に臨めるようになるでしょう。
今後の取り組み
研究・イノベーション共創機構は、岡山大学の研究力強化に向けた様々な支援を今後も実施する予定です。特に若手研究者の成長をサポートする活動は、地域の研究環境をさらに進化させる重要な要素となるでしょう。
地域中核・特色ある研究大学としての岡山大学の取り組みには、期待が寄せられています。これからも、地域社会との連携を強めながら、持続可能な開発目標(SDGs)に貢献できる研究大学を目指して活動を続けてほしいものです。
勉強会での学びが、参加者にとって新たな知見やネットワークを形成する機会となり、岡山大学が研究の最前線で輝き続けることを期待しています。今後もさらなる支援を通じて、多様な研究成果を生み出し、地域の発展に寄与することが求められています。