オンライン進学校の挑戦
2025-12-12 12:35:35

通学不要で難関大学合格を目指す完全オンライン進学校の実証実験

通学不要で難関大学に挑む!完全オンライン進学校の実証実験



2026年1月に開校する予定の完全オンライン進学校「シン・ガッコウ Schorbit(ショービット)」が、生徒のモニターを募集しています。このプロジェクトは、物理的な通学がなくても、難関大学合格に必要な学力や学習習慣を身につけられるかどうかを検証する実証実験です。元高校教員の伊藤尭代表が率いるこの新しいモデルは、特に通信制高校や高校中退者など、通常の教育環境からは離れた生徒たちに、新しい学びの機会を提供します。

背景にある現状の教育事情



最近ではYouTubeなどで一流講師の授業が簡単に視聴できる時代となりましたが、それでも独自に学ぼうとする生徒の多くは難関大学合格を果たすのは困難です。文部科学省の調査によると、現在の不登校児は約34万人、通信制高校生は29万人を超えるなど、教育の在り方が問われる状況です。こうした背景の中で、伊藤代表は、学力向上のために必要なのは「仲間」の存在だと考えました。つまり、学校という場がなくても、切磋琢磨できる仲間やメンターがいれば、生徒は成長できるという視点です。これを証明するための実証実験が、シン・ガッコウの目的のひとつとなります。

検証する二つの仮説



この実証実験では、オンラインでも進学校と同等の成果を出すために、次の二つの要素を重視します。まずひとつ目は「ピア効果を生むコミュニティ」を構築すること。互いに学習の進捗を見せ合うことで、独自学習の孤独感を解消し、モチベーションを高める環境を作ります。

二つ目は、「授業」ではなく「メンタリング」を基にした学びのスタイルです。生徒が自身に最適な学習内容を選べるよう、メンターが個々に寄り添い、進捗を管理することで、従来の予備校に頼ることなく学力の向上を目指します。

新たな学習環境の構築



シン・ガッコウでは、全ての学習が完全オンラインで行われます。参加者は自宅からMicrosoft Teamsにログインし、与えられた課題に取り組むことができます。そして、サポートは週4回、決まった日程に基づいて提供され、規則正しい生活習慣を促します。学習時間は「45分集中+5分報告」というサイクルで進められ、効率的に学びを深めていきます。また、オンラインでの交流を通じて、仲間とともに学ぶ楽しさを見つけやすくしています。

検証項目について



本PoCは3ヶ月間のトライアルを経て、次の三点について効果を確認します。1つ目は学力の向上で、全国模試を用いて得点の変化を検証します。2つ目は学習の継続性で、日々の学習習慣の確立ができるかを評価します。そして3つ目は、メンタル面の変化をアンケートで調査し、大学受験への意欲向上を目指します。

Microsoft Teamsを活用した「デジタルキャンパス」



学習プラットフォームに採用されるのは、Microsoft Teamsです。教室や図書室、さらには自習室の機能を全てオンラインで再現し、生徒が快適に学べる環境を整えています。面談や課題提出、仲間同士の交流が、全てワンストップで行えるIOT学習環境です。また、ビジネススキルとも絡めながら、必要なITスキルも身につけることができます。

参加者募集について



現在、シン・ガッコウでは新しい学習システムに参加し、自らの学びを進める「第1期モニター生」を募集しています。対象は、通信制高校生や高校中退者で、難関大学を目指している方で、参加費は無料です。この実証実験を通じて、仲間とともに新しい学びの形を体験したい方は、ぜひ公式サイトよりエントリーしてください。

シン・ガッコウは、進学校文化とオンライン教育を融合させ、すべての生徒に学びの機会を提供する新しい取り組みです。高校年代の子どもたちが未来を自ら切り開く力を育てるために、一歩を踏み出してみませんか?


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