岡山大学がマレーシアで日本留学促進プロジェクトを展開！

岡山大学、マレーシアでの新たな留学促進事業を発表

2025年5月15日、岡山大学の那須保友学長を中心にした代表団が、マレーシアの日本国大使館を訪問し、日本留学を促進するための新しい取り組みについて議論しました。この訪問は、国立大学法人岡山大学が文部科学省から受託している「日本留学促進のための海外ネットワーク機能強化事業」の一環であり、岡山大学日本留学情報センター（OJEIC）のマレーシア事務所がオープンする前の重要なイベントでした。

訪問目的と意義

訪問の目的は、在マレーシア日本国大使館の四方敬之特命全権大使と面会することでした。面談では、日本とマレーシアの教育分野での交流を強化するためのさまざまな取り組みについて意見が交わされました。四方大使は、大学間連携や学生の交流促進について具体的な提案をし、両国の教育における互恵関係の構築を強調しました。

また、北岡龍也参事官がダブル・ディグリーおよびジョイント・ディグリー・プログラムの推進について具体的に説明しました。このプログラムは、日本とマレーシアの双方の大学での取得を可能にし、学生にとって国際的な視野を広げる良い機会となることが期待されています。

岡山大学の取り組み

岡山大学は、文部科学省の事業を利用して、これまでに実施してきた「留学コーディネーター配置事業」によって、ミャンマーからの留学生数を大幅に増やすことに成功しています。その経験を生かし、今後はマレーシアを含むASEAN諸国からの留学生数を倍増させることを目指しています。具体的には、2026年度までにASEANからの留学生数を103,861人に引き上げる計画です。

新たに開設されたマレーシアの事務所では、四方大使や北岡参事官からのアドバイスをもとに、今後の日本留学促進活動をさらに推進していく方針です。また、教育の質を向上させるための情報交換や意見交換が定期的に行われる予定で、マレーシア全土での取り組みが期待されています。