食の循環を実感
2025-11-07 09:29:31

社員が実感する「食の循環」、UCHINOの稲刈り体験とその意義

社員が実感する「食の循環」、UCHINOの稲刈り体験



2025年9月28日、埼玉県加須市の契約農家にて特別な稲刈り体験が行われました。実施したのは、株式会社UCHINO(代表取締役:小林栄治)で、これは親会社であるファストコムホールディングスの社員が参加する取り組みの一環です。このイベントは、春に行われた田植えに続く重要なプログラムであり、農業という一次産業と向き合う機会を提供します。

小麦畑の黄金の波が広がる中、社員たちは鎌を手に取り稲を刈り取ります。彼らは、稲刈りだけでなく、束ねたり、天日干しをしたりと、農作業の一連のプロセスを体験しました。この過程で、自然の偉大さや人の手が織りなす循環を感じる貴重な体験が得られました。

三方良しの「UCHINO米制度」



UCHINOでは、2018年1月からユニークな福利厚生の制度を設け、毎月社員にお米を支給する取り組みを行っています。この取り組みで得られるのは、社員の健康促進や生活の質を向上させるだけではありません。契約農家に安定した収入を提供し、地域社会へも大きな還元を目指しています。

そのメリットは、前払い制度を通じて農家に直接報酬が支払われる点です。このシステムにより、地方農家の収入は確保され、彼らの苦労が軽減されます。そして、農作物の一部であるお米は、会社に返納することが可能です。この「返納米」は、地域の子ども食堂やひとり親家庭に寄付され、社会貢献の一環ともなっています。これが「食を支える」意識を育む基盤となっているのです。

さらに、UCHINOの体験プログラムでは、社員が田植えや稲刈り、草取りなどに参加する機会が設けられています。当日は、普段は異なる部署に所属する社員が集まり、同じ作業に取り組むことで自然とコミュニケーションが生まれます。このような交流は、部署間の理解を促進し、普段は接点が少ない同僚との絆を深めることができる場となります。

社員の意識変革と持続可能な文化の構築



稲刈りイベントを通じて、社員たちは「食べる立場」から「支える立場」へと意識が変化するのを実感しました。この体験は、食べ物がどのように生産され、流通し、消費に至るのかを直に触れることで、より理解を深めます。特に、泥の中で自分自身が労力をかけた経験は、普段何気なく食べているお米の重みを強く感じさせ、意識の変革を促す契機となります。

このように、UCHINOでは体験を通じた学びが社員のエンゲージメントを高め、その結果として企業文化を育むことを目的としています。SDGsの推進や地域貢献に自発的に参加する社員も増えつつあり、その意識が企業全体の文化として根付いています。

UCHINOの全国展開とさらなる取り組み



株式会社UCHINOは、これまでの成功を基に、他企業からの導入の声に応える形で、2025年5月1日から全国展開を始める予定です。この「UCHINO」プログラムは、社員にお米を提供し、農家支援やSDGsの推進、人道支援を実現する新たなモデルとなります。

各企業は導入時にお米の分量を柔軟に設定できるため、ニーズに応じた独自の福利厚生プランを実現することが可能です。このような取り組みを通じて、地方農家と企業はより密接につながり、持続可能な活動モデルが構築されていくことでしょう。

まとめ



このUCHINOの取り組みは、社員とのつながりを大切にしながら、地域貢献や社会に対する責任を果たすことを目的としています。USHINOの稲刈り体験は、その意義を実感できる貴重な場であり、今後も多くの社員、地方、企業に良い影響をもたらすことが期待されています。興味がある方は、ぜひお問い合わせください。


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