埼玉県内13店舗で新サービスが始まる
埼玉県を含む群馬県および栃木県の13店舗にて生理用品を無料で提供する「OiTr(オイテル)」が、2025年9月30日より導入されることが決まりました。このサービスは、両毛丸善株式会社が展開するサービスステーションに設置され、誰もが利用しやすい環境作りを目指しています。特に、栃木県内では初めての設置事例となります。
OiTrとは?
OiTrは、日本初の生理用品を無料で提供するサービスです。専用のアプリを通じてユーザー登録を行うことで、定期的に生理用ナプキンを受け取れる仕組みが整っています。このサービスは、トイレットペーパーが常に用意されているように、女性にとっても生理用品が当たり前に手に入る槽になることを目的としています。
生理用品の無償提供が求められる理由
日本では、経済的な理由や環境の不足から生理用品が手に入らない「生理の貧困」という現象が問題視されています。この問題は、教育や就労の機会損失、さらには精神的な負担を引き起こすことがあります。OiTrは、こうした背景を踏まえることで、社会全体の意識改革にも寄与することを目指しています。
両毛丸善の取り組み
両毛丸善株式会社は、地域貢献を目指し、トイレ改修工事に伴ってOiTrの導入を決意しました。特に、女性従業員の実体験から得たフィードバックに基づいており、「急な時に助かった」という意見がきっかけとなっています。社長自身も以前から生理用品の設置を検討していたため、すぐに導入が進んだのです。また、同社は62店舗を展開しているため、今後は他の店舗への導入も計画されています。
具体的な設置店舗
- 桐生広沢SS(2台)
- セルフ西片貝(1台)
- セルフ藪塚(1台)
- セルフ境町(1台)
- セルフ安堀(1台)
- セルフ内ヶ島(1台)
- セルフ瀬戸谷(1台)
- セルフむじなSupplyCenter(1台)
- セルフ太田東部(1台)
- セルフ城南(1台)
- セルフ岩舟(1台)
- 佐野堀米東(1台)
- セルフ桜町(1台)
この取り組みによって、地域における女性の健康意識の向上や、SDGsへの理解を深めることが期待されています。特に、男性社員が多い環境でのこの取り組みは、社員全体の意識を変えるきっかけとなるでしょう。
未来を見据えて
OiTrの導入が成功裏に終われば、地域のさらなるトイレ環境の改善につながり、女性が安心して利用できる空間が広がっていくことでしょう。このプログラムが全国的な温度感で進行することに期待します。生理用品が当たり前に存在する社会を実現するため、今後もオイテルの活動に注目です。
お問い合わせ
OiTrについての詳細や導入の申し込みにつきましては、
オイテル公式ウェブサイトをご覧ください。