コンビニ・スーパーでの無駄遣いを防ぐための有効な対策とは

コンビニやスーパーでの買い物中、「必要なものだけ」と思いつつも、気づけば予定外の出費をしてしまった経験は多くの人にあることでしょう。株式会社ライズ・スクウェアが調査した結果、社会人501人がつい手を伸ばしてしまう無駄遣い商品が明らかになりました。今回はその詳細と、無駄遣いを減らすための意識について考えてみましょう。

調査の概要

この調査は、2025年4月18日から5月2日までの期間に実施され、501人の社会人が回答しました。回答者の年代は20代から60代以上まで幅広く、性別も男女ともに集めています。調査結果を基に、無駄遣いをしてしまうアイテムとその理由をランキング形式でお伝えします。

無駄遣いが最も多い商品は「お菓子」

調査の結果、最も多くの人が無駄遣いしてしまう商品は「お菓子」で、全体の38.6%がこれに該当しました。仕事帰りに疲れて甘いものが欲しくなったり、手軽に購入することができるため、つい手を伸ばしてしまうようです。コンビニやスーパーでは小さなサイズの商品が多く、「少しくらいなら」と思いやすく、結果的に無駄遣いにつながる要因になっています。

割引商品の誘惑

次に多いのが「割引されている商品」で、24.4%の人が手を出してしまうと回答。安くなっているからという理由で、実際には必要ない商品も買ってしまう傾向が見受けられます。割引商品は「お得感」をもたらし、人々の心理に影響を与えるため、知らずのうちに無駄遣いに繋がりうるのです。

新商品やホットスナックへの興味

新商品も無駄遣いの原因となっていることが分かりました。好奇心から試してみたくなる人が多く、時にはSNSでの話題作りを目的に購入してしまうこともあります。また、ホットスナックなど、目や香りで誘惑されてしまうアイテムも多く、食欲のスイッチを刺激してつい追加購入してしまうことがあるようです。

無駄遣い時の後悔

調査において、「無駄遣いして後悔するシチュエーション」でも興味深いデータが得られました。例えば、「食べきれなかったとき」が21.4%で最も多く、「期待外れだった」や「同じものが家にあった」との回答も多く、結局無駄にしてしまうリスクをしっかり意識する必要があると言えます。

無駄遣いを減らすために意識すべきこと

調査結果を受けて、無駄遣いを減らすために意識していることとして、以下が挙げられています。

1. 買い物の回数を減らす: 23.6%の人が、ただ買い物に行く回数を減らすことで効果を上げていると回答。少ない訪問回数は衝動買いを減らすためにも役立ちます。
2. 買い物リストを作成: 21.2%が事前にリストを作ることで目的を明確化し、不要な購入を控えられるとしています。
3. 予定外のコーナーを見ない: 16.4%が、目的商品以外のコーナーを避けることで、無駄遣いを防いでいると回答しました。

また、「お腹を満たしてから買い物に行く」という意見も多く、空腹時は判断力が鈍りがちであるため、賢い買い物を心掛けることが推奨されます。事前に予算を設定したり、持ち金を減らすといった物理的・心理的な制限を設けることも効果的です。

まとめ

今回の調査結果から、無駄遣いをしてしまう主な原因は「手軽さ」や「誘惑」にあることが分かりました。商品のリサーチをし、必要な分だけを賢く買うことが重要だと考えられます。また、無駄遣いの発生しやすい場所には近づかないことや、買い物のルールを設けることで、経済的な無駄を減らすことが可能です。日常の小さな節約が、将来的に大きな効果をもたらすかもしれません。