埼玉・坂戸市商工会、生成AI活用で地域支援を強化
埼玉県坂戸市商工会は、昨年11月に開催された「21 世紀商工会グランプリ」で人材育成部門の準グランプリを受賞しました。この受賞は、限られた職員数でも生成AIの活用と組織の変革を進め、地域経済の支援に貢献した結果といえるでしょう。
組織変革の背景
坂戸市はこの5年間で約330の事業所が消失し、地域経済は厳しい現実に直面しています。これに対抗するため、本橋会長が就任した令和6年度に新たな体制を立ち上げました。自主的に課題に取り組む坂戸型「支援人材再設計モデル」を導入し、組織としての運営方針を見直しました。
坂戸型「支援人材再設計モデル」とその成果
自律型職員の育成
このモデルの中心には職員の自主性があります。毎週行われる15分間の対話の中で、これまで指示待ちの姿勢だった職員が自ら提案する組織へと成長しました。令和6年度には新規事業提案数が前年度の5件から22件に増加し、職員の積極的な取り組みが顕著になっています。また、YouTubeによる情報発信など新たな施策も積極的に展開されています。
業務のDX化
さらに、生成AIを戦略的に活用し業務を効率化しました。議事録作成にかかる時間が5時間からわずか5分に短縮され、年間200時間以上の事務工数を削減することに成功しました。この時間を地域訪問や相談対応に再配分し、より充実した支援を行う体制を確立しました。
地域共創型プロジェクトの実施
また、坂戸市商工会は様々なプロジェクトを通じて地域との共創を進めてきました。日本政策金融公庫とのYouTubeコラボや、職員主導の「ものづくり未来EXPO」など、地域に根ざした取り組みが実を結び、結果として全国準グランプリ受賞に繋がったのです。
これからの展望
坂戸市商工会は今後も「おはこプロジェクト」として地域ブランドの確立に挑戦していきます。地域の「おはこ」を次世代へ引き継ぎ、活力ある地域社会を築くため、さらなる努力を続けていく方針です。
本橋会長は、少人数のチームでも新しい技術を活用し地域貢献できる道を探し続け、仲間と共に次なる目標へ向けて邁進すると語ります。坂戸市の未来は、こうした地域の支援の取り組みによってより一層輝くことでしょう。
坂戸市商工会の基本情報
- - 名称: 坂戸市商工会
- - 所在地: 埼玉県坂戸市薬師町31-3
- - 設立: 昭和36年1月10日
- - 会長: 本橋聡
- - 活動内容: 商工業者の指導・育成、住みよいまちづくりの推進、ワークライフバランスの推進
坂戸市商工会では、地域経済の活性化を目指して様々な取り組みを続けています。今後の進捗に注目が集まります。