岡山大学がGISHW国際シンポジウムで提案した新しい働き方
2025年8月、岡山大学は大阪で開催されたGISHW(Global Initiative for Safety, Health, and Well-being)国際シンポジウムにおいて、
「理想的な働き場」についてのプレゼンテーションを行いました。本シンポジウムは特に
「安全、健康、ウェルビーイング」をテーマに掲げ、世界中から多くの参加者を迎えました。
シンポジウムの概要
このシンポジウムは、2025年の大阪・関西万博の一環として、7月16日から19日にわたって実施されました。岡山大学からは、学長の那須保友氏、副学長の横井篤文氏、医学部の德増一樹講師、学生支援課の中村美紀子課長、そして学生代表の寺島美優さんとLIN THU KHA HTAIKさんの計5名が登壇しました。彼らは、それぞれ異なる立場から「理想の働き場」についての見解を発表しました。
理想の働き場 VA(場)の概念
那須学長と横井副学長は、大学が学びと労働において、どのようにして全ての人が心理的に安全を感じる環境を作れるかを強調しました。特に「誰もが自由に意見を言える職場こそが理想」との力強いメッセージが伝わりました。また、德増講師は、大学の環境において個人のエンゲージメントが重要であることを指摘し、組織としての工夫が必要であると話しました。
中村課長は学生支援の現場での課題を紹介し、個々の学生が自分らしさを発揮できる大学の実現に向けた取り組みについて語りました。
学生のリアルな声
学生代表の寺島さんとLIN THU KHA HTAIKさんは、自身の経験を基に柔軟で多様な学びの機会がもたらす影響について述べました。特にLIN THU KHA HTAIKさんは、「岡山で学んだ日本の文化を世界と繋ぎたい」との情熱を語り、国際的な環境に対する期待を示しました。
参加者との活発な対話
質疑応答のセッションでは、「岡山の若者と地域をどのように活性化させるのか」といった刺激的な質問が寄せられ、参加者全員で熱心な意見交換が行われました。
今後の展望
今回のシンポジウムは、岡山大学が提唱する
「地域と地球のありたい未来の共創」に向けての重要なステップとなりました。大学は、今後も国際的な視点を取り入れた教育・研究を通じて、すべての人がウェルビーイングを感じられる環境づくりに貢献していく考えです。
岡山大学は、地域中核としての役割を果たしながら、誰もが安心して働くことができる理想の場を提供する努力を続けています。今後の取り組みにぜひご期待ください。
岡山大学の参加者たちの集合写真や、シンポジウムの詳細情報も公式ウェブサイトに掲載されています。興味を持たれた方はぜひアクセスしてみてください。