岡山大学が国連と共に描く高等教育の未来
国立大学法人岡山大学が、国連のイニシアチブ「高等教育サステイナビリティ・イニシアチブ(HESI)」の最新アクショングループ「AIと高等教育」に教員2名が参加することが決定しました。このグループは、持続可能な教育の実現に向けて新たな挑戦に取り組む場として設立されました。
高等教育のサステイナビリティとAIの重要性
教育における人工知能(AI)の役割が増している中、大学はその影響を真剣に考えなければなりません。特に生成型AIの発展は、教育方法や研究の構造に革命をもたらしつつあります。岡山大学では、これらの変化に対応するため、横井篤文副学長と香田将英特任准教授がHESIの委員として選出されています。これにより、学校教育におけるAI活用の展望が広がることが期待されています。
国際的な連携で持続可能な社会を目指す
HESIは、持続可能な開発を助けるために、多くの国連機関と高等教育のコミュニティが連携している組織です。岡山大学は、その発足当初から、この取り組みの中心的なメンバーとなっています。AIが教育や社会で果たすべき役割について、横井副学長は「大学マネジメントにおけるAI」分科会での活動を通じて、なぜAIが今後の教育運営にとって不可欠であるのかを提言しています。
香田准教授は「研究開発」分科会で、気候変動や社会的不平等といった課題に対してAI技術が如何に役立つかを探る研究にフォーカスしています。この取り組みを通じて、革新的な研究開発の実現を目指しています。
教育の未来を支える新しいプラットフォーム
アクション・グループ「AIと高等教育」には、教育と学習、研究開発、マネジメントにおけるAIの利用について話し合われる5つの分科会があります。このプラットフォームを通じて、岡山大学は、持続可能な開発に向けた具体的な影響を教育分野で生み出すための討議や提言を行います。
岡山大学の今後の取り組み
岡山大学は地域や地球全体の持続可能な未来を見据えつつ、マルチステークホルダーによる連携を強化しています。AIを活用した革新的な教育の実施に向けて、地域のニーズに応じた教育プログラムの提供や、研究および社会貢献活動を推進します。
このように、岡山大学は高等教育機関としての役割を果たし続け、この取り組みを通じて地域社会における教育の質を向上させ、さらに持続可能な未来へと貢献していく所存です。皆さまも、岡山大学の活動にご期待ください。