天体撮影革命!
2025-02-26 13:39:16

夢の天体撮影を実現する新機器SDP65SS鏡筒とレデューサー

新たに手に入る天体観測の未来



埼玉県所沢市に本社を置く光学機器メーカー、株式会社ビクセンが、2025年3月11日(火)に新しい天体撮影用機器『SDP65SS鏡筒』と『SDPレデューサー0.8×』を発売します。これにより、かつては専門家だけのものだったハイクオリティな天体写真が、より多くの人々に手の届く存在となります。

SDP65SS鏡筒の特徴



特殊レンズ群による高性能


SDP65SS鏡筒は、主に天体撮影のために設計されています。レンズ構成は、SDガラスや高屈折率EDガラスを用いた4枚構成によって、従来の鏡筒に比べ収差を大幅に低減しています。具体的には、軸上色収差を抑え、フラッグシップモデルVSDシリーズに近い性能を実現しました。これにより、星空の美しいディテールを余すことなく捉えることが可能です。

平坦な像面を実現


この鏡筒は、フラットナーレンズなしでも傑出した像面平坦性を誇ります。特に周辺星像の崩れを防ぎつつ、イメージサークルが44mmの範囲において、全体にわたって高品質な星像を結びます。これにより、写真処理を行う際の手間が大幅に減少します。

IC1805(ハート星雲)の画像



周辺光量の豊富さ


鏡筒設計は、特に口径食を最小限に抑える工夫がされています。最後のレンズ部分で光束を絞る設計により、周辺光量も安定しています。35mm判フルサイズで90%以上の光量を確保しており、画像処理での周辺減光補正が不要となりました。

ピント調整の新設計


ピント調整には、ラック&ピニオンを採用した新しい方式が導入されています。この方式により、カメラの重みがピント調整に影響することなく、スムーズに調整が行える点も大きな魅力です。

SDPレデューサー0.8×の特徴



焦点距離を短縮


SDP65SS鏡筒と組み合わせて使う『SDPレデューサー0.8×』は、元の焦点距離を約0.8倍に短縮し、F値を5.5から4.4まで向上させることができます。これにより、浅い被写界深度の表現や、動きのある対象の撮影が容易になります。

星像の崩れを防ぐ


このレデューサーを使用しても、フルサイズイメージサークルでの星像の崩れを抑えつつ、光量は70%を確保することが可能です。そのため、初心者からプロまで幅広く活用できる機器となっています。

M45(プレアデス星団)の画像



購入と価格


新しいSDP65SS鏡筒の価格は330,000円(税別300,000円)、SDPレデューサー0.8×は44,000円(税別40,000円)です。これらはすべて高品質な天体撮影を楽しむための工夫が詰まった商品です。

終わりに


これまで難しかった高品質な天体撮影が、これらの機器により身近に感じられるようになりました。新たな星空の魅力を見つけるため、ぜひこれらの製品を手にとってみてください。特に星や宇宙に興味のある方には、見逃せないアイテムとなるでしょう。詳細はビクセンの公式ウェブサイトにてご確認下さい。


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