埼玉の元気村グループ、新しい勤怠システム導入
埼玉県さいたま市に本社を有する社会福祉法人元気村グループが、介護・医療現場に特化した勤怠管理システム「ケアズ・コネクト」を全65拠点で導入しました。本取り組みは、約3,500名の職員が利用するもので、業界としても大規模な試みと言えるでしょう。
介護現場特有の課題
介護業界の勤怠管理は、他の業種とは異なり、多様なシフト形態を抱えています。早番、遅番、夜勤が組み合わさっているため、複雑かつ煩雑な管理が求められます。元気村グループは、これまでの汎用的な勤怠システムでは、このような特異な業務に十分に対応できず、管理者は手作業でデータ作成を行う場面がしばしば見受けられました。
この手間のかかるプロセスは、現場の負担を増やす要因となっていました。特に、給与計算のための資料作成や、実地指導に必要な帳票作成などは、もう一つの手間を生んでいました。そこで、介護現場に適した「ケアズ・コネクト」への移行が決定されました。
新システムの特長
「ケアズ・コネクト」の導入により、以下のような機能が職員の業務を支援します:
1.
QRコード打刻:各施設での迅速な打刻を実現。
2.
勤務形態対応:介護特有のシフトを自由に登録可能。
3.
Excelの取り込み:長年利用しているExcelシフト表の活用を促進。
4.
CSV出力:給与データ作成が容易に。
5.
勤務形態一覧表の出力:業務に必要な帳票を迅速に生成。
6.
常勤換算の自動計算:リアルタイムでの確認が可能。
7.
サービス残業の防止機能:不正が発生しにくい仕組みを導入。
8.
有給休暇の自動管理:管理が簡素化されると同時に合法的に運用。
これらの機能により、現場で生じていた多くの「あるある」を解決し、職員の負担軽減が期待されています。
環境整備と人材定着への影響
元気村グループは、この勤怠管理システムの導入を通じて、単なる業務効率化だけでなく、職員が「働き続けたい」と感じられる環境づくりを目指しています。介護業界全体が直面している人材の確保・定着の難しさを打破するため、事務作業にかかる時間を短縮し、職員が本来のケア業務に集中できる環境を整備します。
元気村グループの理念と今後の展望
元気村グループは「共に生きる」を理念に掲げており、利用者一人ひとりの「生きがい」を追求した「感動介護」を実現することを目指しています。新システム導入は、その理念を支える職場環境の整備にもつながります。今後もICTを活用し、職員が長く自分らしく働けるような職場づくりに尽力していく所存です。
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