多汗症の現状と治療法についての考察
冬でも多くの人が手汗や脇汗の悩みを抱えています。最近の調査によれば、なんと72.3%の人が冬場でも多汗症の症状に悩んでいることが明らかになりました。多汗症は日本人の約5-7%が罹患しているとされる疾患で、体温調節のために必要以上に汗をかくことを特徴としています。驚くべきことに、「治療可能である」と認識している人はわずか28.7%で、多くの人が多汗症を「体質だから仕方ない」と捉えているのが現実です。
多汗症とは?
多汗症は、身体の特定の部位(手のひら、足裏、脇、頭部など)で過剰に発汗する状態を指します。原発性と続発性に分かれ、特に原発性多汗症は左右対称に発生することが一般的です。これが日常生活に与える影響は大きく、特に緊張やストレスを伴う場面での発汗が苦痛であると多くの患者が訴えています。
治療法の選択肢
現在、多汗症の治療にはいくつかの方法がありますが、その選択は症状の重さや部位によって異なります。以下に主な治療法を紹介します。
1. ボトックス注射
ボトックス注射は、神経伝達を遮断することで汗腺の活動を抑える治療法です。この方法は特に重度の脇汗に効果的で、効果は約4〜9ヶ月持続します。保険適用となるケースもあり、治療を受けやすい利点があります。
2. ミラドライ
ミラドライは、マイクロ波を使用して汗腺を破壊する方法です。非侵襲的で1回の施術で70〜80%の発汗抑制が期待できるため、多汗症の根本的な治療を望む方に適しています。治療後のダウンタイムも短く、日常生活に支障が出にくいのが特徴です。
3. 剪除法(手術)
重度の多汗症の場合、保険適用となる剪除法(手術)も選択肢の一つです。これは汗腺を直接除去する方法で、半永久的な効果が期待されます。ただし、手術のためのダウンタイムは1〜2週間とやや長めとなります。
認識の変化が必要
調査では治療を受けたことがある人がわずか8.3%で、多くの人が未治療のまま過ごしています。「何科に受診すべきか分からない」という理由で治療を避ける人が34.0%いることも、多汗症に対する知識不足が影響していると考えられます。この疾患は皮膚科・形成外科での診察が可能で、専門医の見解を聞くことは非常に大切です。
症状が気になる方へ
日常生活に影響を与える多汗症は、早めの受診が望ましいです。例えば、書類を扱う際に汗で濡れたり、服を選ぶ際に汗じみを恐れたりすることがある方は、専門医の診療を受けてみることをお勧めします。また、治療法は一つではなく、症状の状況に応じて適した選択肢を考えることが重要です。
クリニックの情報
多汗症の治療について多くの実績を持つアイシークリニックでは、全国のクリニックで通院しやすい体制を整えています。医師の経験を元に、患者さん一人ひとりに合った治療方法を提案しており、相談しやすい環境を提供しています。
多汗症の悩みを一人で抱え込まずに、ぜひ専門医に相談してみてください。自身の生活の質を向上させるための第一歩を踏み出しましょう。