埼玉の私立幼稚園で始まるハブラシリサイクル活動
埼玉県内の私立幼稚園および認定こども園において、ライオン株式会社の「ハブラシリサイクル」活動が2025年5月から始まります。この取り組みは、プラスチックの資源循環を目指し、ハブラシをリサイクルする習慣を幼少期から身につけてもらうことを目的としています。
取り組みの背景
ライオン株式会社は、オーラルヘルスケアのリーダーとして、単に商品やサービスを提供するだけでなく、生活者の歯や口腔の健康を守るための啓発活動にも力を入れています。今回のハブラシリサイクル活動は2015年から開始され、今年で10周年を迎えた重要なプロジェクトです。
このプロジェクトの目的は、「健康」や「環境」について教育を行いつつ、捨てない習慣を育むことです。これにより、子どもたちがハブラシを使った後にリサイクルすることを自然に行えるようになり、持続可能な社会の実現を目指しています。
具体的な取り組み内容
埼玉県内の私立幼稚園10園(川越市、越谷市、さいたま市、草加市)を対象に、以下のような取り組みを行います:
- - 使用済みハブラシの回収:子どもたちが使用したハブラシを集めてリサイクルへ回します。
- - 教育プログラムの提供:紙芝居やダンス動画、出張授業などを通じて、健康や環境について学べる機会を提供します。
- - 行動変容の実態調査:取り組み効果を検証するための調査を実施し、育まれた意識の変化を把握します。
今後の展望
この活動は、2025年から私立幼稚園及び認定こども園10園での開始を皮切りに、2027年には埼玉県全域に拡大する予定です。集まったハブラシは質の高い再生樹脂にリサイクルされ、新たな商品に生まれ変わる取り組みが進められています。
環境への貢献
ライオン株式会社は2019年6月に「LION Eco Challenge 2050」という長期目標を掲げ、持続可能な社会の実現に向けて活動を進めています。今回のハブラシリサイクル活動もその一環として位置付けられており、企業として地球環境に貢献することを重視しています。
まとめ
ハブラシリサイクルは、幼少期からの健康教育や環境意識の向上に寄与する重要なプロジェクトです。埼玉県の子どもたちがこの取り組みを通じて、健康的で持続可能な未来への意識を持つようになることを期待しています。地域が協力し合い、未来を見据えた持続可能な成長を共に実現していくことが求められています。