第2回園長検定結果発表！新たに50名以上の専門家が誕生

保育の未来を築く新たな資格、園長検定の結果

一般社団法人未来創造連携機構が主催する保育施設運営管理士検定、通称「園長検定」の第2回結果が、2025年6月に発表されました。この検定により新たに39名の運営管理士（1級）が認定され、累計で53名に達しました。これは、保育業界における質の向上と専門性の向上を目指す一環として、大きな意義を持つ成果と言えます。

検定の目的と重要性

この資格は、保育業界で唯一のマネジメント専門資格であり、保育施設の園長や管理職が、適切な保育や職場環境を実現するためのスキルを評価し、見える化することを目的としています。特に、不適切な保育やハラスメントを防止するために、これまでの実務経験を反映させながら、質の高い保育を提供するための指導力向上が求められています。これにより、保育の価値がさらに高まり、子どもたちにとってより良い環境を提供することに繋がります。

全国から集まった新たな専門家

第2回園長検定では、全国各地から多くの新規登録者が誕生しました。新たな資格者の中には、さらに上位の資格を目指す方々もおり、今後の活躍が期待されています。具体的には、北海道から沖縄まで広がる多様な地域の園長が参加し、それぞれの地域で保育の質向上に寄与することが目指されています。

以下は新たに認定された保育施設運営管理士（1級）の一部です：

- 松居志保さん（北海道札幌市）：社会福祉法人藤福祉会園長
- 久保田修平さん（東京都国立市）：特定非営利活動法人くにたち農園の会認定こども園国立富士見台団地園長
- 渡邊光裕さん（埼玉県さいたま市浦和区）：社会福祉法人うぐす拓育会うぐす保育園浦和元町園長

これらの新たな運営管理士が、地域での保育に新しい視点をもたらすことが期待されています。

今後の期待と検定の進化

第3回目および第4回の園長検定は、2026年に実施予定で、受検者のさらなる拡大が見込まれています。また、主任検定（保育施設運営管理士検定2級）のリリースも控えており、ますます多くの者が専門的な教育を受ける機会が増えることでしょう。

保育業界の質のさらなる向上が期待できるこの動きは、子どもたちにとって良質な育成環境の確保につながる重要なステップです。今後も保育施設運営の重要性が一層認識され、保育業界がさらに魅力的な職業となることを願っています。