環境ベンチャー新拠点
2025-10-28 14:25:24

東京・埼玉に新拠点設立した環境ベンチャーの挑戦

岡山発の環境ベンチャー、次の灯株式会社の新たな挑戦



岡山に本社を置く環境ベンチャー、次の灯株式会社は、2018年の設立以来、多くの逆境を乗り越えてきました。創業直後に襲った西日本豪雨によって、社屋と商品を一瞬にして失った次の灯は、地域への支援活動を通じて再起を果たしました。その後、ディーゼル車の排ガス浄化装置やEVバッテリーの再生事業を展開し、社会の注目を集めています。

サーキュラーエコノミーの推進



次の灯は“環境と人の関係性という難問に異端な解を実現し続ける”というミッションのもと、エコノミーの循環を推進する確かな実績を重ねてきました。近年、脱炭素化や資源循環への関心が高まっていますが、「製造」「物流」「再資源化」を結ぶ循環インフラの整備は依然として不十分です。使用済み部品の回収から再生、再び市場に戻すプロセスにはさまざまな課題がありますが、次の灯はその解決へ向けて新拠点の設立に着手しました。

新拠点での取り組み



新たに東京都品川区と埼玉県入間市に開設された拠点は、製造と物流の統合を図ったものです。この位置づけは、使用済み部品のリビルトや素材の再資源化を一体的に行うことを目指しており、時間・コスト・環境負荷の同時改善を図っています。例えば、サプライチェーンでのレスポンスタイムを短縮することにより、在庫回転率や輸送効率を向上させることが期待されています。

拠点設立の意義



新拠点は単なる製造・物流の集約にとどまらず、社会的価値と経済的価値を同時に追求する場でもあります。次の灯は、CO₂削減量や物流効率、再利用率などのデータを見える化し、企業との協働によって社会的影響を拡大しています。特に企業のロゴや理念を反映した東京オフィスは、次の灯の価値観をダイレクトに感じられる空間となっています。その設計は、スタッフが日々「なぜこの仕事をするのか」を再確認できるように工夫されています。

今後の展望



今後、次の灯は大学や自治体、地場企業との連携を強化し、地域における環境技術やリサイクル技術のモデルを構築していく予定です。また、自動車部品やバッテリーなどの資源価値を持つ廃棄物を「再生資源」として流通させるための循環型資源ネットワークの構築を加速し、環境負荷の低減と経済循環の両立を目指します。これまでの知見を活かし、循環型社会の実現に向けた取り組みを進めていく所存です。

代表取締役の黒川聖馬氏は、「壊れたら捨てるという常識を変え、製造と物流を結びつけることで、廃棄物を価値に変える社会インフラを構築していく」と語り、品川と埼玉の拠点設立はその目標への第一歩であると強調しています。持続可能な社会の実現に向けた次の灯の挑戦は、地域から国際的な繁栄を見据えた新たなビジョンを描いています。


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