障がい者雇用の実態を知る見学会が開催されました!
先日、埼玉県本庄市に本社を持つケイアイスター不動産株式会社が、障がい者雇用の理解を促進するための見学会を実施しました。このイベントは、同社に在籍する障がいのある従業員の勤務環境を実際に見学する貴重な機会となりました。会社全体のダイバーシティとインクルージョンの推進を目的として、障がい者雇用に特化した「チャレンジドシナジー課」が中心となって行われました。
見学会の詳細
今回の見学会には、同社の社外取締役でありサステナビリティ委員会の委員長を務める金子恵美氏も参加。参加者は、名刺作成やアパートキーのクリーニング、さらには物件の仕入れ現場における「ピン指し」といった実際の作業風景を見学し、障がいを持つ同僚たちがどのように日々の業務を遂行しているのかを理解することができました。
取り組みの背景には、同社が現在、約1,991名の従業員のうち40名を障がい者として雇用しており、法定雇用率が2.72%と高い水準を維持している現実があります。このような企業の姿勢が、従業員同士の相互理解を促進し、より良い職場環境の形成につながることが期待されています。
障がい者雇用の歴史
ケイアイスター不動産は、2015年から障がい者アスリートの雇用を開始し、2019年には「ケイアイチャレンジドアスリートチーム」を結成。それからも障がい者の採用を拡大し続け、2023年には「チャレンジドセンター」を設立しました。このセンターでは、業務支援や事務補助を行い、現在は40名の障がい者が名刺作成や各部署の業務サポートを担当しています。このような取り組みを通じて、会社全体の生産性を高めることにも繋がっています。
CSRの重要性
日本には約1,164.6万人の障がい者が存在し、その中で民間企業で雇用されているのは67.7万人というデータもあります。ケイアイスター不動産は、CSRの観点からも障がい者に対する就労機会の拡大に力を入れています。今回の見学会を通して、社員の意識が高まり、障がい者への理解が深まったことは大きな成果といえるでしょう。
今後は、障がい者の経済的、精神的、社会的自立をテーマにしたさらなる雇用拡大を目指し、特例子会社の設立も視野に入れた準備が進められています。
会社情報
ケイアイスター不動産は「すべての人に持ち家を」をビジョンに掲げ、『高品質、低価格なデザイン住宅』を提供する企業です。事業エリアは首都圏を中心に広がり、さまざまな住宅事業を展開しています。⎼
今後も同社の取り組みには、障がい者雇用の実現と、共生社会の構築に向けた期待が寄せられています。私たちもその進展を注視し、地域の一員として応援していきたいと思います。