埼玉・栃木の地域産品を支援する新たな業務提携の開始
埼玉県所沢市を本社に置く株式会社Re・Lab(リラボ)は、栃木県宇都宮市の株式会社ファミライズとの業務提携を発表しました。この提携は、地域の農林水産物を商品化し、販路を拡大するために設計されています。両社は、補助金活用を通じて地域産品の高付加価値化と持続的成長を実現することを目指しています。
提携の背景と目的
地域には魅力的な食品が多く存在しますが、商品化のノウハウや販路開拓がうまく進まないケースも少なくありません。実際、多くの生産者が資金の不足に苦しんでおり、これが地域の農産物の競争力を低下させている一因です。Re・Labは、これらの課題を解決すべく、地域資源を全国市場に届ける新しい流通モデルを構築することに注力しています。
Re・Labの実績と展望
Re・Labは、すでに「蜜る!焼き芋缶」などの話題の商品を生み出し、特にZ世代から高い評価を受けています。また、補助金申請の支援実績も豊富で、120件以上のケースに関与し、総額80億円を超える補助金の採択を支援しています。
一方、ファミライズは福田屋百貨店の経営幹部により設立され、特に地方産品のテストマーケティングや全国展開の実績を誇ります。この二社の連携は、地域産品の持続可能な発展に大いに寄与することでしょう。
具体的な提携内容
この提携を通じて、両社は以下のようなサービスを提供します:
- - Re・Labによる地域素材を活用した冷凍・レトルト惣菜やスイーツの試作・OEM。
- - ファミライズの店舗「DONNA」での消費者調査、データ収集。
- - SNSやLINEを通じたデジタルプロモーションやファン形成活動。
- - 楽天、Yahoo!、自社ECを通じた全国展開とギフト展開。
- - 補助金活用を通じた設備投資の支援。
これらのプロジェクトは、商品設計からテスト販売まで円滑に進投させるためのスキームを構築しており、地域の生産者にとっても大きなメリットとなります。
提携に期待される成果
この提携により、地域の生産者は、商品開発、販路拡大、資金調達を一手にサポートしてもらえます。これにより、リスクを抑えつつ事業を拡大することが可能となります。
地域産業全体としては、高付加価値化やブランド形成が進むことで、消費者に対する魅力が増し、持続的な経済成長を促すことが期待されています。また、地方自治体や商工団体とも連携して、地域全体の競争力を底上げする取り組みを推進する計画です。
今後の展開
今後、両社は栃木・埼玉エリアを中心に商品開発とテスト販売を行い、2025年度内にはECやギフト展開を強化する方針です。さらには、補助金を活用して新工場の整備や海外展開も視野に入れ、地域発のブランドを全国、そして世界に届ける取り組みを進めていきます。この取り組みは、地域資源を活かした食品の開発や販路拡大を通じて、地域の活性化にもつながるでしょう。