埼玉和光の蓄電所
2025-06-30 17:15:23

埼玉和光に5.3MWhの系統用蓄電所が開設!全国に波及するエネルギー事業とは

埼玉和光蓄電所について



埼玉県和光市に新しくオープンした「埼玉和光蓄電所」に注目です。この蓄電所は、TAOKE ENERGYがNTTアノードエナジー株式会社と共同で開発したもので、2025年1月から正式に商用運転が開始されます。

この蓄電所は、リチウムイオン電池を使用しており、電池の公称容量は5,304kWhと、一般家庭460世帯分の1日の電力使用量に相当します。さらにPCS出力は1,124kW。これにより、地域の再生可能エネルギーの活用が飛躍的に高まることが期待されています。

投資環境とサプライヤーの選定



近年、再生可能エネルギーの普及が進む中、系統用蓄電所への投資が急増しています。しかし、入札実績を持つ企業は限られており、市場は供給不足で満ちています。このような中で早期に市場に参入することが、事業者にとっての収益向上のカギとなるでしょう。

ただし、サプライヤー選定の失敗は技術的な不備をもたらすリスクがあります。特に、日本国内のアフターサービスが不十分な海外サプライヤーを選ぶと、故障時の対応が遅れ、見えないコストを生んでしまう恐れがあります。

TAOKE ENERGYの包括的なアプローチ



そんな市場環境に対応するため、TAOKE ENERGYは独自の競争力を活かして一貫したサービスを提供しています。インテグレーターとして、システムの設計からアフターサービスまでワンストップで支援し、出荷前に全体テストを行うことで、納品後の問題を最小限に抑えています。

また、九州事務所ではスペアパーツの備蓄を行い、迅速な対応が可能です。実際に、NTTアノードエナジーからの高評価を受け、北海道での新たな蓄電所案件も進行中です。

安全性と技術の融合



TAOKE ENERGYは、CATLとの強力なパートナーシップに基づく高安全性の蓄電池を採用し、自社開発の二重化EMSシステムを組み合わせることで、信頼性の高い蓄電システムを提供しています。CATLは世界的に評価されるメーカーで、長寿命で安全な製品を提供します。

この二重化EMSは、制御能力を2倍に高め、長期的に安定した稼働が可能になります。こうした技術的な強みをベースに、TAOKE ENERGYは市場退出リスクを最小化し、維持管理の負担を軽減しています。

未来への展望



TAOKE ENERGYは現在までに50件の系統用蓄電所の開発実績があります。そのうち6件はすでに納品され、2件が連系済みです。特に、埼玉和光蓄電所は最も早く運用を開始しました。

今後は、開発と販売、そして投資の二本立て戦略を推進していく方針です。販売モデルには「完成後販売」と「土地権利買収後の建設」の選択肢があり、投資モデルは自社投資、共同投資、ファンド組成の三つがあります。

TAOKE ENERGYは、系統用蓄電所事業を通じてカーボンニュートラルの目標達成に貢献し続けることを目指しています。


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