タミヤホームがカミングアウトデーにSOGI勉強会を開催
埼玉県所沢市に本社を構える株式会社タミヤホームは、2025年10月7日(火)に初めてとなるSOGI勉強会を開催しました。これは、10月11日の「国際カミングアウトデー」に合わせた取り組みで、従業員が性的指向や性自認について理解を深めることを目的としています。
開催の背景と目的
タミヤホームは「Sportsmanship」という、個性を尊重し、困っている人を助ける精神を大切にしています。解体工事を通じて地域の未来を創造する企業として、社員一人一人が持つ多様な個性を尊重し、包括的な職場環境の構築を目指しています。
今回の勉強会は、東京都の取り組みである「企業等によるLGBTQ+に関する研修・相談訪問事業」を利用し、一般社団法人 LGBT法連合会の理事である西本梓さまを講師としてお招きしました。40人の従業員が会場で参加し、3人はリモートで出席しました。
この勉強会では、SOGIに関する基礎知識やSOGIハラスメント、他社の成功事例、グループワークを通じて具体的な取り組みについて意見を交換しました。特に、企業内での「LGBTQに限らず、誰もが自分のことを気軽に話せる関係性を築きたい」という意見が出るなど、参加者の意識改革が促されました。
勉強会の内容と効果
SOGI勉強会は、以下の内容で進行されました:
1.
LGBTQ/SOGI基礎知識
2.
SOGIハラスメントに関する解説
3.
他社事例の紹介
4.
グループワークと発表
5.
質疑応答および感想のシェア
参加者は、約2時間のセッションを通じてSOGIに対する知識を深め、具体的な場面での意識を高めることができました。特に、SOGIハラスメントの事例を学ぶことで、言葉遣いやコミュニケーションの注意点についても具体的な理解が得られました。
参加者の意識調査と変化
勉強会前と後では、参加者の意識に大きな変化が見られました。事前の意識調査では、参加者の30%が自分にSOGIに関する知識があると感じていましたが、勉強会後には90%に上昇しました。また、LGBTQ+フレンドリーな社会づくりに貢献できると答えた人の割合は、60%から30%に減少しましたが、これはより具体的な意識を持つようになったことを示しています。さらに、今後の勉強会に参加したいと考える割合も30%から62%に増えました。
参加者の感想
勉強会参加者からは以下のような感想が寄せられました:
- - 「日本のLGBTQ+に対する理解や仕組み作りが遅れていることを実感した。」
- - 「企業が戦略として取り組むことが、社会全体の理解を促進すると思う。」
- - 「居心地の良い会社が理想だと共感した。」
今後の展望
タミヤホームは今回の勉強会をD&I推進の「スタートライン」と位置付け、継続的な取り組みを計画しています。勉強会の詳細なレポートは当社のnote公式アカウントにて公開しており、協力業者や他企業とも意識を共有し、多様性を尊重した企業文化を育んでいく考えです。
タミヤホームは、すべての社員がその個性を最大限に発揮できる職場環境を創出していくために、引き続き取り組んでいきます。