埼玉県の新ファンド
2025-07-28 15:35:27

埼玉県が地域活性化に向けた新たなファンドを設立

埼玉県が地域活性化に向けた新たなファンドを設立



2025年7月25日、埼玉県で行われた「渋沢MIXオープニングセレモニー」では、ミライドア株式会社の取締役副社長、八角 大輔氏が登壇し、地域の新たなイノベーション拠点「渋沢MIX」の設立を祝しました。このセレモニーにおいて、同社が無限責任組合員として貢献する「埼玉県渋沢MIXイノベーション創出支援投資事業有限責任組合」の意義と、地域経済に与える影響について語られました。

ミライドアの地域ベンチャー支援への取り組み



ミライドアは1998年に設立され、以来全国のベンチャー企業の支援に注力してきました。特に2012年以降は、東日本大震災の復興を背景に地域特化型ファンドを数多く立ち上げており、これまでに500社以上の企業に対して投資を行っています。各地の金融機関や行政との連携で展開するファンドは、地域全体を通じた企業支援の枠組みを形成しており、全国で35本のファンドを運営しています。

埼玉県においては、同県が進める「渋沢栄一創業プロジェクト」の一環として、今年1月に県との連携協定を結び、3月31日に「埼玉県渋沢MIXイノベーション創出支援ファンド」を設立しました。このファンドは、県内に集まる自動車、精密機器、医療機器関連の技術を持つ企業の成長を期待しており、「渋沢MIX」を拠点として地域発のイノベーションが促進されることを目指しています。

ファンドの具体的な活動



「埼玉県渋沢MIXイノベーション創出支援ファンド」は、総額10億6000万円規模の官民連携ファンドであり、新産業の創出や地域経済の活性化に貢献する企業に対して資金を提供します。このファンドでは、創業や第二創業、さらには事業承継を通じた新たな経営にも力を入れ、埼玉県内の経済活性化を目指しています。

設立からわずか3か月で、すでに40社以上の企業との面談を行い、投資の検討が進んでいます。そして今年7月16日には、農薬散布ロボット技術の開発を行う埼玉県深谷市の株式会社レグミンに対して、ファンドとして初めての投資が実行されたことが発表されました。

渋沢栄一翁の志を受け継ぐ



ファンド名に冠された「渋沢」は、日本資本主義の父、渋沢栄一翁に由来しています。翁が提唱した「道徳と経済の両立」の考え方をもとに、本ファンドは単なる資金提供にとどまらず、志を持つ起業家や次世代経営者の「伴走者」として、社会的価値と経済的価値の両立を目指します。ミライドアは、今後も地域経済の発展と持続的なイノベーション創出に貢献することを約束しています。

参考: 埼玉県渋沢MIXイノベーション創出支援ファンドの詳細



このファンドは、「新産業の創出や地域経済の活性化を目指す企業に資金を投じる」ことを理念としており、創業や第二創業、事業承継支援を通じた持続可能な産業発展を目指しています。資金提供だけでなく、ミライドアや地域の金融機関との協働を通じて、埼玉県の支援メニューを活用し、企業支援の取り組みを展開していきます。これにより、埼玉県内の企業がさらなる成長を遂げることが期待されています。


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