従業員体験向上を目指したキャリア支援とは
一般社団法人プロティアン・キャリア協会が主催するオンラインイベントが12月18日に開催され、そのアーカイブ視聴が可能になりました。このイベントは、組織の成長と従業員のキャリア支援の重要性について深く掘り下げています。今回の登壇者にはあまねキャリア株式会社のCEOである沢渡あまね氏と、協会の代表理事である有山徹氏が名を連ね、その新著を紹介しつつ、参加者とともにキャリアを育む方法を考察しました。
イベントの背景と開催意義
プロティアン・キャリア協会は、組織と個人のより良い関係を築き、自発的なキャリア開発を促進する活動を行う団体です。オンラインイベントでは、参加者が従業員体験(EX)とキャリア支援(CX)の実践的な考え方を学べる機会が提供され、その中で今後の組織開発における方向性を見出していくことが目的とされています。
書籍紹介とその見どころ
イベントでは、沢渡氏の新著「EXジャーニー」と有山氏の「なぜ働く?誰と働く?いつまで働く?」といった書籍が重要なテーマとして取り上げられました。
この書籍では、良い人材を惹きつけるための従業員体験をつくる方法が解説されています。実際の企業がどのようにEXを考慮し、億を超える損失を出さないように努力しているのか、その裏側にある見解も深く掘り下げられています。現場の声とアカデミックな知見を結びつけた内容は、多くの組織に対して示唆をもたらすものです。
有山氏の書籍では、個々人がどのように充実した仕事生活を送るかがテーマに掲げられています。ただ「働く」ことではなく、「何のために働くか」「誰と一緒に働きたいか」を明確にすることが、これからの働き方を見つけるカギとなることを力説しています。
パフォーマンス向上とキャリア育成の関連
沢渡氏は、従業員の役割を明確に伝えることが組織のパフォーマンス向上に直結すると話します。EXの向上がキャリア育成に寄与し、自発的な成長につながるという考え方が重要です。従業員が自らのキャリアを考え、成長する環境を整えることで、企業全体の成長も実現するというのが彼らの主張です。
到着した内容をもとに、次のステップを考えることが求められています。機械的なジョブローテーション依存からの脱却や、より意味のある組織文化の構築を試みることで、新しい働き方のモデルが生まれると期待されます。
参加方法と今後の予定
イベントのアーカイブ視聴は無料で、申込みフォームからアクセス可能です。興味のある方は、ぜひ公式サイトを訪れて参加してみてください。
今後、1月11日には、人的資本経営に関する新たなイベントが予定されています。本イベントはオンラインで行われ、参加を希望する方は事前の申し込みが必要です。詳しくは協会のウェブサイトで確認してください。
【アーカイブ視聴申込 URL】
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パートナーシップの中で個人と組織が協力し合い、高めていくキャリア支援について、今後も重要な話題が続くことが予想されます。専門家たちの視点を通じて、働き方の未来を見つめていきましょう。