学生を支える3Dセミナー
2025-07-05 16:45:17

岡山大学が3Dプリンターセミナーを開催し学生の未来を形作る

岡山大学が3Dプリンター活用セミナーを開催



2025年6月21日、岡山大学は岡山県立岡山芳泉高等学校において、学生が主催する「3Dプリンター活用セミナー」を実施しました。このセミナーは、岡山芳泉高校の「高等学校DX加速化推進事業」に応じたものであり、大学院環境生命自然科学研究科の博士後期課程に在籍する清水優椰代表のもと、大学生6名が集まりました。

セミナーの目的と内容



この取り組みは、教育における情報技術や数学の導入を強化し、文理を融合させた探究学習を支えることを目的としています。「あなたの数年先の姿との対話」というコンセプトのもと、学生たちは自身の専門性や経験を活かしてセミナーを進行させました。期待される参加者は文系・理系を問わず、全学年から募集され、実際には32名の生徒が参加しました。

セミナーは一方的な講義形式ではなく、実践的なハンズオン体験を重視しています。生徒たちは直接3Dプリンターを操作しながら、専用プログラムを体験しました。初めて目にする3Dプリンターの稼働に驚き、参加者からは「早く自分でも使えるようになりたい」といった声が寄せられました。

技術とデザインを学ぶ



セミナーでは、まず「すごい」3Dプリンターの紹介が行われ、その後、基本原理やデザインプログラムである「Autodesk Fusion」、3Dプリンターの活用に必要なスライサーなどを用いたワークショップが行われました。実際に手を動かすことで、知識やスキルの習得を目指しました。

提供した学生の中には、芳泉高校の卒業生もおり、自身が受けた教育を振り返りつつ、生徒たちに丁寧に指導を行う姿が見られました。セミナーが予定の3時間を超えても熱心に続き、生徒の真剣な質問に対し、学生自身も将来について深く考える貴重な経験が得られた様子でした。

教員の期待と今後の取り組み



岡山芳泉高校の鳥取海峰教諭は、「高校教員だけではなかなかできないハンズオン形式の授業を学生が支援してくれるのは非常に助かる。これを機に、3Dプリンターを活用できる生徒が増え、探究の時間が一層充実するだろう」と期待を寄せました。

今後、岡山大学はこのセミナーを通じて、さらに多くの生徒が3Dプリンターを使えるよう支援し、植物系DXセンシング講座など、さらなるサポートも予定しています。また、全国から寄せられるDXハイスクール活動への支援依頼にも応えつつ、地域の高校と連携し、学生の成長と教職員の意識改革を促進する取り組みを進めていく計画です。

最後に



地域中核の研究大学として、岡山大学は地元の教育機関と強い連携を持ち、次世代の育成に注力していきます。MOSAdemyと岡山芳泉高等学校のこれからの活動に、ぜひ注目していただきたいと思います。


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