埼玉県「Canvas」プログラム、企業共創の新たな場を提供
埼玉県は、新しいビジネスを生み出すためのプラットフォームとして「渋沢MIXオープンイノベーションプログラム『Canvas』」を発表しました。このプログラムは、県内企業と全国の企業とをマッチングし、協力して新規事業を推進することを目的としています。特に、本プログラムは、イノベーションを生み出すために企業同士が協力する「共創」を促進するための取り組みです。
プログラムの概要
「Canvas」は、2つのコースで構成されています。まず一つ目は、ホスト企業が提示した共創テーマに対し、自社の強みを活かした事業アイデアを提案する「パートナー企業」の募集です。これにより、より多様な視点やアイデアが集まり、新たなビジネスの可能性が広がります。
支援内容について
このプログラムに参加することで、選ばれたプロジェクトには開発や実証にかかる費用として、1プロジェクトあたり500万円の支援金が提供されます。また、専門のコンサルタントが伴走し、実施計画の策定や広報活動の支援も行うため、企業にとっては非常に手厚いサポートが受けられます。支援金は、プロジェクトの内容に応じて適切な団体に支払われることになります。
参加企業の共創テーマ
今回選ばれたホスト企業は多岐にわたり、マツダ株式会社やロッテ株式会社など大企業から、地域に密着した中小企業まで多様です。以下にホスト企業の共創テーマの一部をご紹介します。
- - マツダ株式会社: CO₂回収技術を活用し、環境に優しい社会を構築する。
- - ロッテ株式会社: カカオ豆の残渣を使ったアップサイクル商品を開発。
- - 株式会社Agnavi: 日本酒と異業種の融合を目指す新しい体験を提案。
- - 株式会社さかなと: 陸上養殖を基軸に、地域活性化を図る。
これらの企業は共創に向けたテーマを定めており、参加企業はこれに対する具体的な事業提案を行うことが求められます。
募集の詳細とスケジュール
「Canvas」プログラムへの参加を希望する企業は、以下のホームページから詳細を確認の上、応募を行ってください。募集はすでに始まっており、プログラム説明会も実施される予定です。
今後のスケジュールとしては、パートナー企業の募集が9月1日に開始され、応募締切は10月10日となっています。また、11月にはキックオフイベントが予定されており、そこでホスト企業とパートナー企業の連携が開始されます。
このように、埼玉県「Canvas」プログラムは、新たな価値を創造する企業の共創の場として、今後大きな役割を果たすことが期待されています。
まとめ
埼玉県の「Canvas」プログラムは、企業同士の協力を通じて、地域の活性化とイノベーションの創出を狙った画期的な取り組みです。ぜひ、多くの企業が参加し新しい事業の創出を目指してほしいと思います。