デフスポーツ体験
2025-09-26 16:39:35

立教小学校の児童がデフスポーツに挑戦した感動の一日

児童たちの心に響く経験: 立教小学校でのデフスポーツ体験会



2025年9月17日、東京都豊島区に位置する立教小学校にて、ケイアイスター不動産のケイアイチャレンジドアスリートチームが主催するデフスポーツ体験会が開催されました。このイベントは、立教小学校の4年生(75回生)を対象にした教育プログラムの一環で、児童たちが聴覚障がいについて学ぶ貴重な機会となりました。

参加したのは、ケイアイチャレンジドアスリートチームから選ばれた選手たち、川畑菜奈選手、岩渕亜依選手、東海林香那選手、そして監督の山本典城の4名。彼らは、デフスポーツの魅力を伝える講師として、立教小学校の約120名の児童たちと交流しました。この体験会は、聴覚障がいに対する理解を深めることを目的に、デフリンピックへの関心を高めるために行われました。

デフリンピックの理解を深める



今年11月には東京でデフリンピックが開催されますが、児童たちにとってデフリンピックはまだなじみのないものでした。故に、今回の体験会はデフスポーツという新しい視点を提供する絶好の機会となったのです。最初に行われた講演では、選手たちの自己紹介やデフリンピックの歴史、さらにはクイズを通じて多くの新しい知識を得ることができました。普段聞くことのない「音のない世界」の体験をする中で、参加者は思わず言葉を使いたくなる場面もあり、コミュニケーションの難しさを直接体感しました。

さらに、ジャスチャーゲームを通じて身振り手振りでのコミュニケーションを試みる中で、相手に思いを伝える難しさを実感した児童たちは、仲間と共に笑顔を交わしながら楽しんでいました。このように、児童たちの真剣な眼差しは、彼らの成長を感じさせるものでした。

アスリートたちからのメッセージ



参加したアスリートたちもこの体験を通じて多くの学びを得たようです。岩渕選手は「立教小学校でデフ体験会を行って、子供たちがデフリンピックについての事前学習をしてきたことに驚きました」と語り、児童たちの理解力に感心していました。また、ドリブルリレーでは子供たちの熱意が全体を盛り上げたとのことです。

川畑選手も、「体験会後には児童たちと一緒に食事をしながら交流する時間が持て、素晴らしいひとときを過ごすことができた」と感謝の気持ちを述べました。そして、東海林選手は「児童たちの素直な笑顔と応援の姿に力をもらいました」と、彼らからの影響を強調しました。

今後も続ける取り組み



このような経験を通じて、デフ・パラスポーツの普及や障がいへの理解を深める活動が重要であると再確認しました。ケイアイチャレンジドアスリートチームは今後も地域の学校やコミュニティと連携し、更なるスポーツ普及に努めていく方針です。

ケイアイチャレンジドアスリートチームの使命



ケイアイチャレンジドアスリートチームは、「日本一挑戦するアスリートチーム」を目指しています。障がいを乗り越え、新たな挑戦を続けるアスリートたちの姿は、多くの人に感動を与え、共感を呼んでいます。現在、同チームはデフフットサルやデフサッカー、ろう者柔道、車いすバスケットボール、車いすバドミントンなど、さまざまな分野で活躍しています。

多くの人々がこの取り組みに参加し、共に学び合い、成長していける場を提供できるよう、これからも様々な活動を通じて啓発の輪を広げていく所存です。立教小学校での体験会を通じて、子供たちの未来に希望をもたらすことができたと信じています。


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