地元資源を生かすビールの新時代に向けて
埼玉県に位置するイノベーション拠点「渋沢MIX」で、2026年3月7日、ビール業界に新たな風を巻き起こす特別なイベントが実施されます。この日、株式会社ビオックと株式会社協同商事(COEDOビール)が共同で開発した、麹菌技術を駆使した地産地消型クラフトビールの成果が発表されます。
麹菌の力で変わるビール製造
一般的にビールには多くの麦芽が使われますが、国内で利用される麦芽の大半は海外からの輸入に依存しています。この課題を解決するため、ビオックは大麦デンプンに麹菌を活用し、小規模でも効率よく糖化できる技術を開発しました。この技術により、地元で栽培された大麦を用いたクラフトビールの生産が可能となるのです。国内の原料を使用することで、コストの低減や安定した品質が期待され、産業地域の活性化にも繋がります。
過去の挑戦と未来へのヴィジョン
現在、多くのクラフトビールメーカーが地産地消の実現に取り組んでいますが、安定した品質を備えた製品を製造することには、従来の大規模設備が必要です。協同商事との連携により、麹菌を利用してクラフトビールの新しいエコシステムの確立に取り組むことで、国内産大麦を有効活用する方法を模索しています。
国際的な物流の影響を避け、国内の素材を使用することで、顧客のニーズに応えつつ、持続可能な成長を目指しています。こうした試みは、地域の農業の新たな活力にも繋がるでしょう。
渋沢MIXの取り組み
「渋沢MIX」は、埼玉県出身の実業家、渋沢栄一の精神を受け継ぐイノベーション拠点です。この場所は、さまざまな企業や個人が協力し、新たなビジネスやアイデアを創出することを目的としています。今回の成果発表会は、渋沢MIXのオープンイノベーションプログラム「Canvas」の一環で、地域における企業成長の支援を行っています。
イベントの詳細
- - 名 称:令和7年度 渋沢MIX最終成果発表会
- - 日 時:2026年3月6日(金)13:00~19:00 / 2026年3月7日(土)10:00~17:50(発表は3月7日15時以降)
- - 場 所:TOIRO(さいたま新都心・さいたまスーパーアリーナ4F)
- - 参加費:無料
- - 対象者:企業関係者、投資家、学生など、渋沢MIXに興味のある方々
- - 申込方法: 詳細はこちら
ビオックとCOEDOの信念
ビオック(愛知県)とCOEDO(埼玉県川越市)の両社は、それぞれ独自の専門性を持ち、古来からの日本の文化を重んじつつ、革新的な技術を用いて新たな製品を生み出しています。COEDOは、ブランドコンセプト「Beer Beautiful」のもと、ビールの風味や色彩を大切にし、世界的に評価されています。
麦の利用、地域資源の活用、そして消費者と製造者の距離を縮めることが、今後の日本のクラフトビールの未来を切り開く鍵となるのです。麹菌技術の発展が、新しいビールの形を作り出す一歩となることは間違いありません。
この特別な発表会に参加して、地元埼玉の誇る新たなクラフトビールの誕生を見届けましょう。