技術職員育成
2025-05-04 16:39:22

岡山大学の技術職員育成プログラム「TCカレッジ」に注目!新たな専門職の育成が始まる

岡山大学の技術職員育成プログラム「TCカレッジ」



国立大学法人岡山大学(以下、岡大)は、令和5年4月14日から15日にかけて東京科学大学で開催された「令和7年度TCカレッジ入学式」において、医学系技術課の井澗美希技術専門職員と機器分析・動植物資源技術課の藤井匡寛技術専門職員の2名が新たに入学しました。
このTCカレッジは、高度技術専門人材(Technical Conductor:TC)の養成を目指す革新的な取り組みで、全国の大学の技術職員や企業の研究開発に従事する技術者が参加できるため、受講生は専門知識を深めると共に幅広い知識も習得します。

TCカレッジの概要



現在、TCカレッジでは8つのコースが用意されており、岡大は令和4年度からサテライト校として参加しています。令和5年度には「医工系TCコース」をスタートし、令和6年度には他大学の学生も受け入れ、本格的な開講を行いました。今年度も参加者数が過去最多の28人となっており、多様な技術職員がこのプログラムを通じて成長を遂げています。このように、地域の大学を超えた連携によって、全国的に技術職員の専門性が高まることが期待されています。

CFC業務見学の重要性



入学式には江端新吾TCカレッジ長や中山啓子リサーチインフラ・マネジメント機構長が出席し、参加者を祝福しました。また、参加者は認定された貴重な設備や機器を見学するCFC業務見学にも参加しました。ここでは、地域や世界での大学の資源の活用可能性についても学ぶ機会がありました。

井澗技術専門職員は「TCカレッジを通じて、岡山大学のみならず全国の技術職員としての進化に寄与したい」と意気込みを語っています。藤井技術専門職員も、専門の生物学を基に工学的な知識を深め、より高いレベルの研究支援を目指すと話していました。

組織としての取り組み



岡大は文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に基づき、職員の高度化をすすめています。これにより、技術職員は自ら考え行動する力を身につけ、大学の活性化にも寄与することでしょう。副理事・副学長の佐藤法仁氏は「高校から大学、そして地域社会へと、教育と研究の連携が重要です。職員が成長することは大学全体の未来にも良い影響を与える」と強調しました。

今後の展望



岡山大学は、技術職員の育成を戦略的に進めていきます。「TCカレッジ」をはじめとするさまざまな取り組みを通じて、地域と地球の未来に貢献する研究大学としての役割を果たすため、奮闘を続けます。

このような活動を見守り、今後の成果に期待したいと思います。技術職員が持続的に成長し、地域社会との協力を深めながら効果的な研究支援が展開されていく様子が伺えます。岡山大学の新しい挑戦にぜひご注目ください。


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