越谷工場に導入される最新マテハンシステム「T-AstroX」

越谷工場で始まる新たな物流革命

埼玉県越谷市に拠点を置く大森機械工業株式会社が、新たに革新的なマテリアルハンドリング（マテハン）システム「T-AstroX」を導入することが決まりました。2026年6月から、このシステムは大森の北棟にて稼働を開始する予定です。

「T-AstroX」とは？

「T-AstroX」は、椿本チエインが提供する3次元マテハンシステムで、物流センターや製造工場において部品の保管、搬送、ピッキングなど多様な工程を自動化することを目的にしています。このGTP（Goods to Person）システムは、効率的な保管と正確な在庫管理を実現し、特に部品の高効率化を実感させます。

このシステムは保管用の棚、搬送用ロボット、ワークステーションから構成されており、一日あたり1,000点以上の入出庫が可能な設計になっています。さらに、約2,000種類、40,000点以上の部品管理を行うことができ、高速かつ効率的な工程が実現します。

物流課題へのアプローチ

現代の自動化と効率性のニーズが高まる中で、特に「2024年問題」と呼ばれる労働力不足が社会問題化しています。「T-AstroX」は、こうした課題に直接アプローチし、工場の作業効率を改善すると同時に、人手不足を解消するための一手段として注目されています。

特長とカスタマイズ性

「T-AstroX」の採用にあたっては、カスタマイズ可能なワークステーションの形状や運用方法も大きな魅力の一つです。顧客のニーズに応じて最適な提案が行われ、さらに24時間対応のオンコールサービスも提供されるため、安心してシステムを導入することができます。

また、椿本チエインは長年にわたって機械部品や搬送システムの領域で多くの実績を有しており、信頼性の高いメンテナンス体制が導入されているため、導入後も安心です。

展望と今後

この新しいシステムの導入は、大森機械工業にとって生産性向上を図る上での重要なステップです。越谷工場における稼働開始後、「T-AstroX」は部品の管理やピッキング過程の効率を飛躍的に向上させるだけでなく、企業全体の環境負荷の軽減にも寄与することが期待されています。

見学と問い合わせ

「T-AstroX」に関心がある方は、埼玉県飯能市にある椿本チエインのマテハン展示場「M.LABO」で実機の見学が可能です。実際にシステムを体験することで、その高い性能を肌で感じられます。見学は要事前予約ですので、興味がある方はぜひお早めに予約をすることをお勧めします。

詳細は、椿本チエインの公式ウェブサイトでご確認ください。これからの製造業と物流の未来を共に築く「T-AstroX」にご注目ください。