児童養護施設出身者の新たなサポートプロジェクト
一般社団法人Masterpieceが、児童養護施設や里親家庭を巣立ち、様々な理由で親や家族に頼りづらい若者たちの生活基盤を支えるためのクラウドファンディングをスタートしました。このプロジェクトの目的は、虐待や貧困の影響を受けた若者たちが安心して生活できる場所を提供することです。
コンパスナビ代表理事からの応援メッセージ
プロジェクトを応援するコンパスナビの代表理事、ブローハン聡さんは、過去の自身の経験をもとにこの取り組みへの期待を語っています。彼は、「家庭や将来について悩んでいた際に、菊池まりかさん(通称:まりっぺ)に寄り添ってもらった」と回想し、その支えが今の自分の活動につながっていると述べました。
ブローハンさんは自身が成長する過程で、居場所や相談できる人がいることがいかに重要かを身をもって体験しています。「頼っていいんだ、ここに戻ってきても大丈夫だ」と思える場所があるだけで、若者は自信を持って次の一歩を踏み出せるようになります。これこそが、Masterpieceが推進する「うちサポ」の理念であり、社会に安心の基盤を築く挑戦なのです。
クラウドファンディングプロジェクトの詳細
このプロジェクトは「虐待などを経験した若者のハウスを支える『うちサポ』になりませんか?」と題されています。クラウドファンディングページは
こちらからアクセスできます。
プロジェクトの実施期間は2025年8月13日から2025年9月30日までで、目標金額は300万円です。この資金は以下の用途に使われる予定です:
- - 生活費が少ない若者のための支援
- - ハウス入居者への伴走スタッフのサポート
- - 建物の修繕費用
- - 地域コミュニティづくりに関する費用(ボランティア謝金や交通費など)
Masterpieceの理念
一般社団法人Masterpieceは2017年に設立され、設立者の菊池まりかさんが中心となって、社会的支援が必要な若者たちへの活動を行っています。彼女は元児童養護施設職員であり、その経験から得た知見をもとに、安心して声を上げられる社会を目指しています。
彼女の言葉を借りれば、「社会の一員として生きていくためには、居場所が必要。若者たちが再び自分を取り戻すためのサポートをしたい」との思いが込められています。
ブローハン聡さんのプロフィール
ブローハン聡さんは、日本、フィリピン、スペインの混血で、1992年2月28日に生まれました。幼少期には義父からの虐待により施設に保護され、東京都の児童養護施設で育ちました。彼は自身の体験を通じて、社会的課題への意識を高め、講演活動やYouTubeでの発信を行っています。これにより、同じような境遇にいる若者たちの希望となることを目指しています。
未来をともに築く
ブローハンさんは、次の世代の若者たちが安心して生きていける未来を築くために、このプロジェクトが大切だと訴えています。「自分も生きていける」という感覚を若者たちに持ってもらうために、皆様のご支援が必要です。ぜひ、クラウドファンディングへの参加を検討してください。若者たちの未来を照らす光となるかもしれません。