ライフシードキャンペーン2025のご紹介
埼玉県を拠点に、雑穀の育成を通じて持続可能な未来を目指す「ライフシードキャンペーン2025」が、今年も始まりました。この活動は、環境に優しく栄養価が高い雑穀を全国に広めることを目的としており、1997年から続けられています。28年間の取り組みを経て、数万名以上の参加者に雑穀の種を提供し、多くの家庭で雑穀の栽培が行われています。
キャンペーンの特徴は、家庭菜園やベランダでも育てやすい雑穀7種を有償で頒布していることです。ヒエ、アワ、キビなどの雑穀を含むこれらは、気軽に栽培が可能で、詳細な栽培マニュアルも付いています。特に、農薬や化学肥料を使用せず育てることができるため、環境への負荷を軽減しつつ、健康の促進にも寄与します。
雑穀が注目される理由とは?
昨今、雑穀への注目が高まっている理由はいくつかあります。まず、現代人の栄養不足を補うための食材として、雑穀の持つ食物繊維やビタミン、ミネラルが重要視されています。特に、気候変動が進行する中で、環境に適応した作物として雑穀が再評価されています。これは、国連のFAO(国際連合食糧農業機関)でも推奨されています。
また、雑穀はリタイア後のライフワークとしての栽培にも適しており、多世代で楽しむことができます。若い世代が農業に興味を持ち、実際に育ててみることができる点も魅力です。
ライフシードキャンペーンの詳細
このキャンペーンは2025年4月1日から5月31日まで実施されており、雑穀の種子は数量に限りがあるため、早めの応募が推奨されています。専用サイトを通じての申込みが必要で、多くの初心者向け講座や、オンライン交流会も定期的に開催されています。受講者は雑穀の栽培方法や料理法を学ぶことができ、栽培に関する情報交換も行われます。
さらに、著書『育てて楽しむ雑穀 栽培・加工・利用』を通じて知識を深める機会があり、DVDによる実践的な情報も豊富です。全国に広がる7か所の実践農場では、実際に栽培体験を行う講座も提供されています。
SDGsへの貢献
この取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)にも貢献しています。
- - 目標2(飢餓をゼロに):栄養価の高い雑穀を普及させ栄養改善へ貢献
- - 目標12(つくる責任 つかう責任):持続可能な農業実践の支援
- - 目標13(気候変動対策):環境変化に強い雑穀の普及
- - 目標3(すべての人に健康と福祉を):身近で安心な食材を育てることで生活の見直しを促進
「ライフシードキャンペーン2025」は、地元だけでなく全国での関心を高めており、多くのメディアで取り上げられています。参加者や活動現場の取材も随時受け付けており、興味を持たれた方はぜひご連絡ください。健康的で持続可能な未来を共に作るきっかけとして、雑穀の栽培に挑戦してみませんか?